2025年七大戦の応援に行ってきました(2025年6月14‐16日)

■ 応援に向かって ■ 

2025年の七大戦硬式庭球競技は北海道立野幌総合運動公園にて、6/14ー6/16の三日間開催されました。

野幌総合運動公園は1989年北海道ハマナス国体開催のために整備された総合運動施設です。
オムニコート20面を配し、馬の背に観覧スペースと動線を計画したとてもわかりやすく見やすい施設となっております。
サーフェス のオムニ20面は当時として国内最大級の初オムニ総合施設と伺ったことがあります。
伊達公子が高校総体で優勝した場所としても当時話題になったとか。

本大会に臨む男子主将 4年 菅倫太郎と、女子主将 3年 内田結菜は、それぞれが入学した年から七大戦準優勝を続けている世代で、男子は3年連続準優勝、女子は2年連続準優勝と、まさに正念場の大会です。
われわれOBOGとしても悲願の男女優勝が夢ではないと向かった野幌です。                             

OBの応援は、S61太田裕之、R6中澤、R7飯田 松藤 藤木 猪野、S56萩庭会会長 小田、S56菅、S56忍。
東北大から宮川特任准教授、そして4年内山選手のお父さん。
6月とは思えない灼熱の北海道で戦いは始まりました。

(忍 記)

 

◇◇ 6月14日 (土) 2025七大戦 男子 一回戦  ◇◇

◇◇ 6月14日 (土) 2025七大戦 女子 一回戦  ◇◇

◇◇ 6月15日 (日) 2025七大戦 男子 5-7位決定戦 8ゲームタイブレーク ◇◇

◇◇ 6月15日 (日) 2025七大戦 女子 5-7位決定戦 8ゲームタイブレーク ◇◇

【男子順位】【女子順位】

 


◇◇ 6月14日 (土) 2025七大戦 男子 一回戦  ◇◇

✖ 東北大学 計3-6 北海道大学 ◎
〇:学年を示す □:実力ランキングを示す
D1 ✖ 内山④外山② 1-6,1-6 1⃣ 江面③種子田③ ◎
D2 ✖ 菅④服部④ 6-2,1-6,4-6 2⃣  江藤②菅② ◎
D3 ◎ 守屋③中村② 5-7,6-1,6-2 3⃣ 大石橋②杉田① ✖

S1 ✖ 服部④ 4-6,5-7 1⃣ 種子田③ ◎
S2 ◎ 内山④ 6-4,6-4 4⃣ 菅② ✖
S3 ◎ 菅④ 6-2,6-0 5⃣ 大石橋② ✖
S4 ✖ 中村② 4-6,4-6 2⃣ 横山③ ◎
S5 ✖ 守屋③ 7-6,4-6,0-6 6⃣ 海谷② ◎
S6 ✖ 外山② 4-6,1-6 3⃣ 江藤② ◎

野幌運動公園到着12時30分、近づくにつれて応援合戦が怒涛のように聞こえてくる。
どこまで試合が進んでいるのか?

D1 D2の敗戦を知る。菅/服部がまさかの敗戦。七大戦初日の入りの難しさか?
D3はファイナル突入。守屋が繋いで中村のボレーが冴える。
3rdセット6-2up、ダブルス1-2でシングル決戦へ。
S6外山、S3菅、S2内山が同時にスタート。
外山は七大戦デビュー戦、二年対決ながら、北大/江藤君は1年から七大戦北大戦で経験を積む。コーナーを突いたストローク合戦が続き、流れが少しずつ北大へ。押し切られる。1-3。
菅は北大2年大石橋君に危なげなく勝利。2-3。
S2内山君の応援にお父様が駆けつける。彼は札幌出身で昨年の北大戦に出れず今日がふるさとに錦を飾る日。お父様は札幌北高で教鞭をとられ、テニス女子部顧問もされている。
出足はもつれたが、粘りのストロークに持ち込UP、3-3。
さあこれから!S5守屋、S4中村、S1服部が入る。
服部が北大No1種子田と互角のストローク、見ごたえのある展開となった。
横山は実力№2の実力者、両試合ともあと一歩のところでポイントが来ない。
実力差はほとんど紙一重、流れが北大か?2試合を落として東北大学の夢は露と消えた。
S5守屋はセットカウント1-1、東北大の敗戦が決まり、守屋も力尽きる。・・かける言葉が見つからない・・北大は2、3年生か。(忍 記)


◇◇ 6月14日 (土) 2025七大戦 女子 一回戦  ◇◇

✖ 東北大学 計2-3 東京大学 ◎
D1 ✖ 小田桐③五十嵐② 6-3,4-6,2-6 長谷川③緒方② ◎
D2 ◎ 内田③前原③ 6-0,6-2 豊田④塚本④ ✖

S1 ◎ 内田③ 6-0,6-0 塚本④ ✖
S2 ✖ 五十嵐② 3-6,4-6 緒方② ◎
S3 ✖ 前原③ 0-6,0-6 豊田④ ◎

ダブルス1-1でS2前原がシングル初戦に入る。相手は東大№1実力者。
スライスを前原のコーナーにつく嫌な展開。しびれを切らした前原の強打がアウト。相手の丁寧で頭脳的なプレーが続く。前原敗退。1-2S1内田あっという間に勝利。2-2。
勝負はS2五十嵐に。レフタ―の彼女のボールが微妙にコーナーアウト。いつもの粘りを逆に封じられ左右に打ち込んでくる。ダブルスの疲れか足が動かない。押し切られる。
女子初戦敗退・・泪の内田が駆け寄ってくる・・すみません・・みんなよくやったよ・・
(忍 記)


◇◇ 6月15日 (日) 2025七大戦 男子 5-7位決定戦 8ゲームタイブレーク ◇◇

◎ 東北大学 計8-1 東京大学 ✖
〇:学年を示す □:実力ランキングを示す

D1 ◎ 守屋③中村② 8-6 3⃣ 濱田③松浦①✖
D2 ◎ 菅④服部④ 8-2 1⃣ 小山内④高村④✖
D3 ◎ 内山④外山② 8-5 2⃣ 岡崎③北原① ✖

S1 ◎ 菅④ 8-4 2⃣ 小山内④ ✖
S2 ◎ 外山② 8-5 1⃣ 高村④ ✖
S3 ◎ 中村② 8-2 6⃣ 佐藤③ ✖
S4 ✖ 守屋③ 6-8 5⃣ 李④ ◎
S5 ◎ 服部④ 8-4 4⃣ 北原① ✖
S6 ◎ 内山④ 8-4 3⃣ 濱田③ ✖

男子は5〜7位決定戦に回りました。
順位決定戦は8ゲームマッチで、東大、京大との間で行われました。前日の北大に敗戦を喫した影響からか、相当落ち込んでいる様子は見てとれましたが、次の試合が待っています。 
東大との試合が始まると、皆ボールに集中し、ポイントを積み重ねて行きます。 
結果は8-1で勝利し、ホッとしたこともあり、皆の顔に明るさが少し戻ったように見えました。

(小田 記)

 

◇◇ 6月15日 (日) 2025七大戦 女子 5-7位決定戦 8ゲームタイブレーク ◇◇

◎ 東北大学 計4-0 名古屋大学 ✖

D1 ◎ 内田③前原③ 8-1 深尾③加藤① ✖
D2 ◎ 小田桐③五十嵐② 8-0 河合③中村① ✖

S1 ◎ 内田③ 8-0 庄野② ✖
S2 ー 前原③ ret 森内② ー
S3 ◎ 五十嵐② 8-0 伊藤③ ✖

女子も前日の東大戦敗戦の影響がないとは言えません。メンバーと話をすると涙目になってしまいます。しかし、勝負には関係ありません。このあたりが今の強い東北大女子を表しています。 
男子ダブルスの隣で、名古屋大とのダブルスが始まりました。
結果は、予想以上に大差で、どの試合も安心してみていられました。 
ただ、この対戦では勝負がついた時点で打ち切りということで、4-0勝利でしたが、この後の対戦ではすべての対戦を行うという方針が確認されました。
翌日 実習のため仙台に戻らなければならない前原にとってダブルスのみの消化となり、心の切り替えができない帰路でした。 初めからルールを確認しておいてもらいたいものです。

(小田 記)


◇◇ 6月16日 (月) 2025七大戦 男子 5-7位決定戦② 8ゲームタイブレーク  ◇◇

✖ 東北大学 計4-5 京都大学 ◎
〇:学年を示す □:実力ランキングを示す
D1 ✖ 内山④外山② 5-8 3⃣ 花井②山村② ◎
D2 ✖ 守屋③中村② 6-8 2⃣ 赤松④大久保③ ◎
D3 ◎ 菅④服部④ 8-6 1⃣  四宮④野崎④ ✖
S1 ✖ 内山④ 2-8 5⃣ 山村② ◎
S2 ◎ 服部④ 8-6 6⃣ 花井② ✖
S3 ✖ 守屋③ 1-8 2⃣ 大久保③ ◎
S4 ✖ 中村② 5-8 1⃣ 四宮④ ◎
S5 ◎ 外山② 8-1 4⃣ 有本③ ✖
S6 ◎ 菅④ 9-8(4) 3⃣ 赤松④ ✖

午後になると少し風が不規則に舞うように吹き、時折、強風になるという状況になりました。
東大戦後小一時間の間をおいて京大戦が始まりました。
京大はレギュラーの力が均衡していて、少し今年の東北学院大を彷彿させるような迫力、気力が感じられるチームです。 D1内山、外山5―8×、D2守屋、中村6-8×で、精神的に少し押され気味の出だしになりましたが、どちらの試合もスコア以上に接戦で、デュースを繰り返す展開でした。
勝敗はどちらに傾いてもおかしくない内容の濃い試合でした。D3菅、服部もかなり粘られましたが8-6〇で、ダブルス1-2とリードされました。 

続いてシングルス内山、外山、守屋が試合に入りました。
内山は相手の強打に、何とかして勝機を見出すべくラリーをつなげましたが、相手の強打がコーナーをつき、2-8で落としました。外山はサウスポーの利を生かし、スライスサーブと深いドライブでポイントを先行し、終始安定した試合運びで8-1勝利。この試合で自分のスタイルを確立したように思えました。
守屋は脚に不安を抱えながら相手の強打に粘りを見せましたが、左右深くに打ち込まれ、力尽きました。ここでスコアが2-4となり、残り3試合、どれも落とせない状況でサスペンデッドになりました。

翌日も時折厳しい太陽が降り注ぐ中、中村、服部、菅がシングルに臨みました。
中村の対戦は、一昨年の七大戦の決勝で松藤と最終試合を演じた京大エース4年四宮です。
残念ながら2年中村が善戦むなしく5-8で敗れ、敗戦が決まりました。
しかし、この試合で中村は自身のストロークの可能性を見つけたようで、今後の成長に期待が持てます。
服部、菅はどちらも一進一退の攻防でしたが、4年の経験を活かし、まず服部が8-6勝利。

この時点で主将菅の試合に応援も集中し、両校、大応援合戦に。 
フォアハンドスライスの菅の球を、持ち上げるドライブで返球するも、菅はバックハンドを時折フラットで強打。これがかなり深くにコントロールされ、手に汗握る大接戦、8ゲームオールに。 
タイブレークでは菅がポイントを先行し、9-8(4)で主将の意地を見せてくれました。
最終的に4-5で京大の勝利でしたが、皆の応援が一丸となって選手を後押しする試合が出来たことは、何事にも代え難い経験で、この雰囲気をキープして北大戦に臨んでもらいたいと、心が熱くなりました。           

(小田 記)


◇◇ 6月16日 (月) 2025七大戦 女子 5-7位決定戦② 8ゲームタイブレーク ◇◇

◎ 東北大学 計3-2 大阪大学 ✖

D1 ◎ 内田③五十嵐② 8-6 松持③山田③ ✖
D2 ✖ 小田桐③田中② 4-8 祭原②神保① ◎

S1 ◎ 五十嵐② 8-6 山田③ ✖
S2 ◎ 内田③ 8-0 祭原② ✖
S3 ✖ 小田桐③ 2-8 松持③ ◎

阪大との5位決定戦が始まりました。 
前原さんが授業と実習の関係で一足先に帰仙したので、内田、五十嵐ペア、小田切、田中ペアで臨みました。田中さんは団体デビュー戦です。
また、内田、五十嵐ペアも苦戦し、7-6まで粘られました。しかし内田さんのフォアは強烈です。五十嵐さんも思い切ってボレーに出たことが功を奏し、粘る相手を振り切りました。
小田切、田中も粘りを見せましたが、押し切られてしまいました。

この時点で五十嵐さんのシングルに実質勝負がかかりました。
試合は接戦でしたが、サウスポーのサーブで7-4リードとしました。ここから相手もロブがつながり、昨年の北大との決勝戦を彷彿させるような展開になり、接戦ながら7-6まで追い上げられました。昨年との違いは、攻める強気を身につけた五十嵐さんでした。
試合後に握手を交わした後、その場にしゃがみこんで、しばらく立てない状態でした。

苦戦を強いられましたが、東北大3-2阪大で名古屋大に続き連勝し、5位が確定しました。
阪大との挨拶後のエール交換で、内田主将が「来年は絶対優勝するぞ」と付け加え、熱戦を締めくくりました。


 【男子順位】
 優勝  名大(二連覇)
 準優勝 九大
 三位  北大
 四位  阪大
 五位  京大
 六位  東北大
 七位  東大

【女子順位】
 優勝  北大(三連覇)
 準優勝 京大
 三位  東大
 四位  九大
 五位  東北大
 六位  阪大
 七位  名大                                                                    

■  応援した後で  ■                                                                                                                                          今大会の結果は、男子6位、女子5位ということで、初戦の入り方の難しさを浮き彫りにした感はいなめません。

ただ、男子は名古屋大が一歩抜け出ていますが、その他6校は当たり方次第で、大きな差がなさそうでした。
女子は北大と東北大が2強だと思います。課題は女子部員をもう少し増やすことでしょうか。
そんなこんなで、男子も女子も大いに期待できることは間違いありません。 
これからもご声援の程よろしくお願いいたします。
(小田 記)

 


2025年06月22日