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2015年07月18日～19日北海道大学対東北大学：庭球定期戦（男子85回、女子47回）　仙台：東北大学川内コート

　7月18日・19日の2日間に亘って恒例の定期戦が行われました。七大学対抗戦が仙台で行われたのに続き北大戦も東北大学が幹事校とあって、部員全体が気の休まることがない2週間だったようです。天気が不安定で降雨があった場合を気に掛けながらも例年通り男子は５セットマッチ、女子は３セットマッチで行われました。応援は年配OBとして東北支部から千田支部長、武部副支部長、高橋幹事長、飯野元部長、佐々木元部長、神山さん、大高さん、福間さん、関東地区から小山会長、石川克副会長、渡辺辰幹事長、太田さん、青木さん、滝口が駆けつけました。また、若手OB・OGとして佐多さん、伊藤也さん、紀国さん、持丸さん、清水さん、照井さん、小舘さんが応援してくれました。二日目は中尾さんも応援に加わりました。

開会式　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　試合前練習

初日
　試合に先立って開会式が行われました。北海道大学の佐々木監督と萩庭会の小山会長から挨拶があり、優勝杯の返還、選手宣誓が行われいよいよ試合が始まります。
第１コートに男子ダブルスNo.3、第２コートに男子ダブルスNo.2、第３コートに男子ダブルスNo.1が入りました。同時に女子は第5コートにダブルスNo.1（岡本・榛葉）、第6コートにダブルスNo.2（清水・赤坂）が入りました。No.1の対戦相手は北海道学生チャンピオンの土屋・高橋組です。この二人の壁は厚く、0-6、0-6で敗れました。No..2は小杉・奥田組に対し第１セットを2-0、2-1、3-1、3-2、4-2と絶えずリードし、6-2で第１セットを取りました。女子がセットを取ったのは4年ぶりです。、第２セット2-6で落しファイナルセットに持ち込まれました。2009年の小原ゆみさん（シングルスNo.2）以来の勝利を期待しましたが、接戦の末4-6で敗戦となりました。シングルスはNo.1岡本、No.2赤坂、No.3榛葉が北大の三羽烏と対戦しましたが、残念ながら力に差がありいずれもストレート負けを喫しました。男子はレギュラー１名が怪我で欠場とあってNo.3のオーダーに苦慮の後が窺われました。No.1とNo.2が必勝のパターンです。No.2は3年生同士の渡邊建・高橋巧ペア、No.1は4年連続出場の出越・加藤寛ペアです。ダブルスNo.3は北大戦初出場の片岡・松田ペアで連続出場の村田・柴田組と対戦しましたが力の差はいかんともしがたく0-6、0-6と圧倒されます。第3セットでよく踏ん張りましたが2-6で落としストレート負けでした。No.2は鈴木慶・千村組と対戦しました。第１セットがすべてでした。3-3、4-4、5-5、接戦の後6-5とリードしたところでセットポイントを何度も握りながら逆転され6-6になりました。ここで気落ちしたか続く２ゲーム失いし6-8で第１セットを落しました。第２セットは気落ちした東北大ペアが勢いを増した北大ペアに圧倒され2-6で落としました。第３セットも前半は引き続き北大ペアに圧倒されましたが、渡邊建の手指を守るため二人とも下がっての陣形を取ったりして必死に追い上げました。高橋巧のエースショットと思われるボールがカウンターパンチで返されるシーンが何度かありました。北大勝利の執念を込めた主将の鈴木選手の気迫と千村選手のパワーが東北大ペアの追上げを抑えます。5-6の後の渡邊建が3本のダブルフォルトを犯し万事窮しました。No.1の試合はがっぷり四つの試合になりました。１ゲームを取る中でも激しい攻防が繰り広げられました。６ゲーム目に加藤がブレークされたが７ゲーム目にすぐ小林選手のサービスをブレークバックしたが続く出越のサーブをブレークされました。結局、最後までキープを続けた井戸垣選手のサービス力が第１セットを制しました。第２セットは4-2、5-3とリードしましたが5-5に追いつかれました。8-8まで競りましたが最後は力尽き8-10で第２セットを落しました。第３セットも前半は3-1とリードしましたが、全体の重苦しい雰囲気に包まれ4-6で落としNo.1もストレート負けでした。これでダブルス３試合は１セットも取れないと言う思いがけない結果になりました。ダブルス０対３と後がない状況になりました。シングルスNo.6（加藤健）とNo.5（平）は北大戦初出場でした。No.5の平は団体戦経験が少なく去年加藤寛也選手を破った村田選手に圧倒され東北大は4敗目を喫しました。加藤健は先日の七大学対抗戦にシングルスNo.6で出場した経験があり北大（柴田選手）に肉薄しましたが4-6、4-6、5-7と一歩及びませんでした。これで東北大の敗北が決定しました（16:10）。No.4の渡邊建は無理なプレー（打ち過ぎ）で自滅し第１セットを1-6で落としました。こんなに淡白な選手ではない。先日の七大学対抗戦で阪大に勝った試合で貴重な1勝を上げたばかりなので信じられない結果です。右手指の怪我を押して出場した渡邊建は先日の七大学対抗戦で貴重なポイントを上げましたが、その代償として再び右手指を傷めてしまいました。恐らく本日のダブルスで更に悪化したのかと思います。第２セットで奮起し5-3とリードしセットポイントも握りましたがその後４ゲームを連取され5-7で第２セットも落としました。逆転の気力を失い第３セットは0-6で落し0-3で敗れました。ここまで応援してきてまだ１セットも取れていません。「流れが向こうに流れると、１セットがこんなに遠くなるのか」と改めて感じさせられました。No.3の高橋巧は安定したストロークで千村選手を圧倒し第１セットを6-2で取りました。これが今回の大会で始めて取ったセットでした。第２セットも先に3ゲームを取り勝ちムードでしたが、足に痙攣が起き動きが悪くなりました。足の痙攣を必死にこらえ精いっぱいのプレーで最後まで試合を捨てませんでしたが6-2、3-6、3-6、4-6で悔しい敗戦となりました・これで男子は0-7で二日目のNo.1とNo.2に1勝を託すことになりました。

加藤健太郎　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　審判台

渡辺辰　　太田　　　　　　　　　　　　　清水・照井・持丸・也真人・佐多　　　　　　　　　　　　　佐々木　千田　飯野　小山

　試合の後、萩庭会のメンバーと懇親の場が設けられました（一番町『樽』）。参加者は15名（安田、飯野、青木、千田、神山、佐々木、小山、高橋正、石川克、大高、渡辺辰、福間、小田、忍、滝口）でした。福間さんの声掛けで昭和56年卆の小田伸一さんと忍一幸さんの参加があり萩庭会の輪が広がりました。

二日目
昨日の敗北で意気消沈するところですが、流石はNo.1、No.2の素晴らしい対戦でした。No.1は昨年4時間を越える大接戦を演じた出越と井戸垣選手が再び対戦しました。第１セットから激しいストロークの応酬でお互い一歩も引きません。立ち上がり出越が２ゲーム連取すると続く３ゲームは井戸垣選手が取り戻します。3-3、3-4、3-5から出越が２ゲームを連取し5-5になりました。井戸垣選手がサービスキープで5-6と追い込まれました。続く１２ゲーム目で絶好のスマッシュがサイドラインを割りこれが痛恨となった。第２セットは第１セットを取って余裕の出た井戸垣選手のフォアハンドストロークやスマッシュが炸裂し1-6と圧倒されました。一方、No.2の加藤寛也は北大主将の鈴木選手と対戦していました。第１セットは加藤の動きがよく滑り出し好調で4-1と圧倒しました。中盤は鈴木選手も調子が出て4-3と追い上げられましたが続く２ゲームを加藤が連取し6-3で第１セットを取りました。第２セットに入ると鈴木選手が開き直り4-1とリードしました。中盤は加藤が盛り返し3-4としました。その後はお互いにサービスをキープし、結局鈴木選手が4-6で第２セットを取りました。さてNo.1の第３セットは3-3、4-4とでサービスゲームを迎えました。この大切なゲームで2本のダブルフォルトを犯したのが大きく響き、結局4-6で落しストレート負けを喫しました。No.2は第３セットに入り加藤のストロークとボレーが思い通りに決まり6-2で取りました。逆に第４セットは加藤の強引な攻め（特にバックハンドドライブ）のミスが増え1-6で落してしまいました。ファイナルセットはお互いに勝負を意識し緊張したプレーが続きました。加藤が4-2とリードした時点で勝利が見えたかに思いましたが、とにかく0-9で東北大を破ろうという北大主将の気迫が加藤寛のミスを誘いました。ファイナルセットを4-6で落しました。この結果、東北大は0-9と完敗でした。男子は10連覇を目指しましたが、今回は北大の集中力が勝り東北大の10連覇の夢を打ち砕きました。完全に脱帽です。勝っておごらず負けて卑屈にならず、来年を目指してまたお互いに熱戦を繰り広げてくれることを期待します。※楡庭会のホームページにも喜びのコメントが掲載されています。

出越（サービス）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　加藤寛也（フォア）

閉会式では千田東北支部長から総括があり、優勝した北大男子、女子に優勝カップが手渡されました。

渡辺辰　石川克　中尾　青木　飯野　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　閉会式（総括：千田支部長）

レセプションの前に楡庭会と萩庭会メンバーによる懇親テニスが行われました。OB戦でも楡庭会が勝利を納めました。

後列：佐々木、吉見、大野、安川、千田、長友、石川克、渡辺辰
前列：滝口、安達、岡、飯野、中尾、太田

安達　　　佐々木　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中尾　　　　　飯野

2015年北海道大学対東北大学定期戦（結果）

男子

女子

東北大

0-9

北大

東北大

0-5

北大

4出越　　　樹
4加藤　寛也

3-6
8-10
4-6

2井戸垣隆寛
1小林龍之介

○

3岡本　　円香
2榛葉のどか

0-6
0-6

3土屋　早紀
3高橋　里奈

○

3渡邊　建史
3高橋　　巧　

6-8
2-6
5-7

4鈴木　慶介
2千村　　諒

○

3清水　彩夏
2赤坂　恭子

6-2
2-6
4-6

4小杉　遥香
3奥田　茜

○

3片岡　久人
3松田創太郎

0-6
0-6
2-6

3村田　拓陸
3柴田幸之介

○

4出越　　　樹

5-7
1-6
4-6

2井戸垣隆寛

○

3岡本　円香

0-6
0-6

3土屋　早紀

○

4加藤　寛也

6-3
4-6
6-2
1-6
4-6

4鈴木　慶介

○

2赤坂　恭子

0-6
1-6

3高橋　里奈

○

3高橋　巧　

6-2
3-6
3-6
4-6

2千村　　諒

○

2榛葉のどか

2-6
2-6

4小杉　遥香

○

3渡邊　建史

1-6
5-7
0-6

4池田　　侑樹

○

3平　　　佳矢

1-6
1-6
4-6

3村田　拓陸

○

4加藤健太郎

4-6
4-6
5-7

3柴田幸之助

○

楡庭会－萩庭会懇親テニス

		萩庭会		楡庭会
1	×	S36飯野　　雅 S39中尾　紀一	2-6	S42岡　隆次郎 S45長友　國夫	○
2	×	S42太田　元夫 S43小山小次郎	3-6	S47安達　　隆 S59佐々木孝之	○
3	△	S50石川　克志 S51渡辺　　辰	5-5	S50大野　賢一 S55吉見　光弘	△

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