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全日本学生テニス選手権大会(インカレ) 2007年9月1日〜3日 於:有明テニスの森
この大会に東北大学から6名(男子3名、女子3名)が参加した。初日の第一試合で仙石選手が第二シードの会田選手(慶大1年)と対戦した。相手は世界ジュニアランク8位で今大会の優勝候補である。仙石選手の多彩なバックハンドストロークが効果的で第一セットで2ゲーム、第二セットで1ゲームを取った。力の差からいくと善戦と言って良い試合だった。才田選手は近藤選手(松山大)と対戦した。サービスとストロークでは才田選手のパワーが上回っていたが、ライジングをコンパクトに打ち返し、ネットに出てドロップボレーを放つ近藤選手にミスを誘われ接戦を制することができなかった。女子シングルスの目時選手は第9シードの古賀選手(専大)と対戦した。流石にボールが重くミスもほとんどない。非力な目時選手が精一杯の力で返球をしたが、ゆるぎない古賀選手の前に屈した。女子ダブルスの樋口・熊谷組は斉藤・幸田組(同大)と対戦する。第一セットは二人の動きが良く、格上の相手と互角の試合を展開した。樋口選手の安定したストロークは相変わらずだったが、北大戦で少しミスの目だった熊谷選手はこの日は好調で随所に好プレーを見せた。第一セットを取った相手ペアは流れをつかみそのまま押し切った。男子ダブルスの才田・鈴木(仙台大)組は第12シードの乗田・芝田組(法大)と対戦した。第一セットは競ったゲームがなかなか取れずじわじわと引き離された。第二セットに入り二人のコンビネーションがかみ合い2−1、3−2と序盤をリードした。後半は法大ペアが全力でゲームを取りにきた。パワーとスピードで東北大・仙台大ペアをねじ伏せた形になった。時間の都合で私はここまでしか応援できなかったが、最後に登場した仙石・渡部組は平沼・黒崎組(福岡大)と対戦し大接戦を展開したようだ。1回戦突破の可能性は充分あったみたいである。まだ3年生なので来年に期待したい。本大会を見ていてトップ選手といえども楽に勝てるわけではなく、各選手の力の差はさほどないように見受けられた。それでもトッププレーヤーが勝ち進んでいるのは勝つための執念をなくさず、我慢すべき時は我慢し、心を乱されることなくここぞのポイントで自分のプレーを確実に行っているところに違いがあるように感じた。(滝口記)
                             仙石選手                          才田選手


目時選手                           応援席


熊谷・樋口組                          鈴木・才田組


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