七大戦の報告(2023年6月30日-7月2日)

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◆◆ 一日目速報 ◆◆
◆◆ 一日目続報 ◆◆
◆◆ 二日目速報 ◆◆
◆◆ 二日目続報 ◆◆
◆◆ 三日目速報 ◆◆
◆◆ 最終日速報 ◆◆

 

◆◆ 一日目速報 ◆◆

2023年の七大戦は、東大の主管校で6月30日に千葉の白子テニスコートで開催された。

男子は一回戦の九大にD1-2 S4-2 で5-4勝利、 女子は一回戦の東大にD1-1 S3-0 で4-1勝利した。
男女とも一回戦勝利して準決勝進出ということで、アベック優勝の可能性はつながった。

男子  
D1和田・服部 2-6 5-7 D2飯田・松藤6-0 6-4 D3菅沼・菅2-6 3-6
S1松藤6-3 6-2 S2菅6-3 6-2 S3笠原6-2 3-6 6-1 S4菅沼1-6 3-6 S5服部0-6 1-6 S飯田6-1 6-2

女子  
D1横山・千田5-7 5-7 D2山口・内田6-1 6-0
S1横山2-3 打切り S2内田6-0 6-3 S3山口6-2 6-3 

準決勝は、男子の相手が昨年優勝シードの名大、女子の相手は名大に勝利した阪大となっている。

男子は、反対ブロックの東大VS京大、北大VS阪大がいずれも強く競り合っており、決勝の相手はどこになるのか分からないが、まずは明日名大を破って決勝に行けるかどうかである。

女子は、昨年優勝シードの九大と京大に勝利し準決勝進出した北大が戦うこととなるが、東北大は準決勝の阪大にきちっと勝てるかどうかとなっている。

◆◆ 一日目続報 ◆◆

29日から白子テニスコートに入り、サンシャインホテル新館に泊まっていた。
東北大硬式庭球部は総勢40名の大所帯である。
菅沼主将、横山女子主将、根橋主務を中心に副将・副務を含めて壮行会でのコメントでは男女アベック優勝を目指しているという。

30日早朝に朝食会場で菅沼主将、根橋主務に会い、29日抽選結果を聞き若干の意気込みを聞くことができた。
またプラクティス時間帯に横山女子主将から、『男子の一回戦が厳しいですね…』『女子は、九大や北大、京大
と別ブロックになりホッとしています』と聞いた。

男子の試合は、Dを二つ取れるかどうかが対抗戦の勝利の分かれ目になるようだと聞き、D3の菅沼・菅を注目したところである。
しかしながら相手は実質NO.1ペアでありなかなかこちらのペースで試合をさせてくれない。
同時に三ペアが試合を進めていくわけだが、D1和田・服部は明らかに劣勢、D2飯田・松藤は圧倒的優勢である。
D3は、菅のサービスからスタートして先にこちらがボレー、スマッシュミスで追いかける展開。
ようやく決めてジュースになるもあっさりダウン。
相手の流れになって0-4まで進んでしまう。
相手はエースショットも打つが無理して攻めてこないうまさと強さがある。
ようやくキープして2-5とするもファーストそのまま2-6ダウン。
セカンドセットは、1-0、1-1、2-1、3-1とサービスキープから流れをつかんだように見えた。
ところが菅のサーブで5ゲームをジュースから決めきれず最後はミスしてダウンとなり、3-2から流れは相手に行ってしまう。
6ゲーム目をうまくキープされるとそのまま連取され3-6ダウンとなってしまった。
菅のサーブで決めきれない展開が見受けられたのは、四年生主将菅沼の課題だろうかぁ…

D1-2で、S6,S5、S4が入り、S6飯田は相手に良いショット打たれてもポイントでは常にリードという勝負強さで勝ち切った。
S5服部は相手がNO.1で翻弄され、S4菅沼は相手ペースの展開で押し切られてしまう。
D1-2 S1-2 2-4の崖っぷちで残りのシングルとなった。
試合を終えた菅沼の表情にはやや諦めの気配がした。

S3笠原が先に入り、S2菅、S1松藤がほぼ同時にコートに入った。
海に近い#1~#3コートは風の影響をもろに受ける。
#1コート松藤は風の強弱を読みながらのラリー展開をしておりファーストアップが見えてきている…
#3コートの菅は、相手の強打を巧みに拾い徐々にペースを掴んでいく。
『倫太郎ゴーゴー』の応援も奏功する。
#2コートの笠原は、ファーストの入りを先行されたが強気のラリーで押し返し6-2でアップした。
セカンドも0-1、1-1、1-2、2-2、2-3、3-3と互いにサービスキープで流れを掴もうと競り合っていた。
相手サービスキープで3-4の後、ラブゲームでサービスダウンして3-5としてしまう。
そのまま相手キープでセカンド3-6ダウン。
S3がトイレットブレイクの間に、S1,S2は自分のペースを掴み勝利に近づいていた…
笠原のファイナルは最初の入りが勝負の分かれ目、セカンドを引きずるか吹っ切れるか… 相手は、強気で攻めてくることは見えていた。
笠原からのサーブ。
どうする笠原、四年生の意地を見せろ!思わず大声で声援をしていた。
聞こえたか、フィフティーン-ラブ、サーティー-ラブ、フォーティ-ラブ、ゲーム!!まさか、まさかのラブゲーム。
相手のサーブ、ラリー戦の展開でジュース、ジュースからブレイク。
第三ゲーム笠原のサーブ、相手も必死、ラブ-フォーティ。
諦めない笠原、相手ミス二本。もう一本これを追いつけば分からない!追いついた!逆転のキープ。
3-0という展開を予想できただろうか。

ここでS1が勝利し団体戦と3-4なる。
S2は、勝利が近いのでS3に勝負が掛かる、どうする笠原!相手のサーブで押され気味だがジュースに追いつき粘った末にブレイク!このブレイクが大きかった。
ファイナル4-0。相手も気合入れてブレイクし4-1となる。

ここでS2が勝利し、団体戦は 4-4となる。
倫太郎は応援の後押しで、最後押し切った感じだ…、強い!
四年生の意地、笠原が最後に見せた。サービスキープし、相手ブレイクして6-1の勝利となった… 感動!

この奇跡のシングル逆転が七大戦優勝につながって欲しい。
(菅沼に言った、『明日に大きな宿題が残ったな』)
四年生菅沼・笠原・和田・根橋・中澤・日色・村上に全てが掛かっているのではないか…  

 

◆◆ 二日目速報 ◆◆

2023年七大戦は、千葉の白子テニスコートで6月30日から始まり7月1日に二日目を迎えた。

二日目は10時開始に向けプラクティスを終えようとするころ雨が降りだし午前中の試合が中止となった。
その後天気の回復を待って13時から試合を開始することを決め、試合形式を短縮せずそのままということで終了時間を18時30分まで延長することとした。
予定通り13時から試合が始まったが、18時20分の段階で
男子は、準決勝名大にD2-1 S2-1まで行い、試合途中S4のサスペンデッド含め明日の試合となった。
女子は、準決勝阪大にD1-1 S2-1 合計3-2で勝利し、決勝進出となった。

男子 
〇D1菅沼・菅 7-5 6-3 〇D2飯田・松藤6-2 6-3 D3和田・服部1-6 2-6
〇S3笠原6-2 6-2  S5飯田6-4 3-6 4-6  〇S6服部6-3 6-4
S4菅沼3-6 6-4 1-1 サスペンデッド  (S2松藤 S1菅 試合待ち)
… ダブルス2、シングルス2の4ポイントを取り団体戦勝利に王手をかけている。
ただしS5飯田がフルセットの末負けており、明日の三試合の結果待ちとなっている。
… 一方京大が、阪大にD2-1 S3-0 として団体戦勝利しており、決勝進出を決めている。

女子  
〇D1山口・内田6-0 6-1 D2横山・千田6-4 2-6 4-6
S1横山1-6 4-6 〇S2内田6-0 6-0 〇S3山口6-1 6-4 
… 一方決勝の相手は、準決勝の九大VS北大の勝者となるがまだ団体戦の結果は出ていない

 

◆◆ 二日目続報 ◆◆

東北大硬式庭球部は男女アベック優勝を目指し初日を突破したことで意気上がっていたと思う。
しかし天気に振り回され到頭午前中は中止となってしまった。主将・主務会議では色んな議論があったようだ。
天候回復を願ってそのままの形式で試合することを多数決(4-3)で決めたらしい。

男子は、Dを二つ取れるかどうかが対抗戦の勝利の分かれ目になると考え、D1の菅沼・菅に注目した。
同時に三ペアが入り試合を進めていくわけだが、D3和田・服部は劣勢、D2飯田・松藤は圧倒的優勢である。
菅沼・菅ペアは、いつも先行を許し苦戦している。今回は相手サービスからスタートし先にこちらがブレイクしたが、菅サーブをジュースからキープできずさらに菅沼も落としてしまい、1-3となる。
そのまま相手の流れになってしまいそうなところで再びブレイクして2-3となったところが昨日とは違う。
今度は菅、菅沼とキープして3-3、4-4、5-5という展開。菅の鋭いサーブで菅沼が決めるパターンができてくるとしぶといペアである。
強気の攻めでブレイクしてそのまま菅沼キープの7-5でファーストアップとなった。

セカンドセットは、相手サーブからで0-1、1-1、1-2、2-2と互いにサービスキープの展開。
この時点でD2は勝利間近、D3は敗北。
このDが取れるかどうかに期待がかかるが、2-3、3-3と相手ブレイクチャンスを逃してまだまだサービスキープの展開が続く。
7ゲーム目に強気の攻めでチャンスをつかむとブレイクして、そのまま3ゲーム連取して6-3勝利となった。
菅のサーブで決める展開に活路を見出したこのペアには今後期待できる。

S6服部は,相手の鋭いショットをきちっと打ち返し厳しいコースを決めていくパターンで常にリードして試合を進め、6-3,6-4で勝利した。
高身長でありながらフットワークも良く、伸びやかな動きを見せる一年生は応援の声に押され相手を圧倒する試合展開で勝利を挙げた訳だが、団体戦の大きな一本となるかもしれない。

S3笠原は、足が良く動いており相手が良いショットを打ってきてもコースに打ち返し常にリードしながら試合を進めていた。
昨日のフルセットの疲れを感じさせないひたむきな姿勢に団体戦勝利を願う四年生の覇気を感じた。

D2-1 S2-0 合計4-1の優位な状況を導いたこの二人に大いに敬服するところである。

S5飯田は、相手NO.1との対戦を引き当て狙い通りのオーダーと意気込んでいた。
競り合ってもポイントを稼いで試合に勝つといういつものパターンでファーストアップしたが、相手はミスが少なく隙あらばエースを狙ってくるしぶとい試合巧者でセカンドを取られてしまった。
それでもファイナルになればいつもの飯田流で相手を翻弄するはずが、ここ一番で決めきれず気がつけば敗者となってしまった。
セカンドの途中から太ももを気にするしぐさなど今まで見せたことはなかった気がするが、この失点が今後の団体戦にどう響くのか…

S4菅沼は、相手を上回る自分の決め球を探って空回りしていた気がする。
良いサーブ、厳しいコースのストロークを狙っていくが、相手は無理せずカウンター気味にフルショットしてポイントを稼いでいた気がする。
先にブレイクされ3-6ファーストダウンとなってしまった。
D勝利後の菅沼は、とても良い表情をしていた。
元々ムードメーカーを演じるのは苦手なタイプだろうから応援団を鼓舞することに躊躇があるのかもしれない。
その菅沼がセカンドでは応援団の後押しを受け5-0とリードして流れを掴み、しかし迷ってしまい追い上げられようやく6-4でアップした。
大きな宿題を抱えながら戦っている主将菅沼が、明日のファイナル1-1からどんな決着をつけるのか大いに楽しみにしている…                   

 

◆◆ 三日目速報 ◆◆

2023年七大戦は、千葉の白子テニスコートで6月30日から始まり7月2日に三日目を迎えた。
三日目は9時50分から準決勝男子東北大VS名大戦と女子北大VS九大戦の続きが行われた。
男子は東北大が5-4で勝利し、女子は北大が3-2で勝利し、夫々決勝に進んだ。

その後
女子は12時から 東北大VS北大の決勝行われ D2-0 S1-1 打切り1 合計3-1 北大優勝となった。
男子は14時20分から東北大VS京大の決勝が行われ D2-1 S1-0まで行い、残りの試合を明日行うこととなった。

女子決勝 東北大VS北大
D1横山・千田0-6 1-6 〇松本・植野  D2山口・内田3-6 4-6 〇川合・高井
S1山口 打切り 川合  〇S2内田6-0 6-1 松本  S3千田1-6 1-6 〇高井 
… 北大は川合、高井の4年生ペアが強く、1年生にジュニア時代から活躍する松本加入
… 山口・内田がかなり善戦したが、川合の強打と経験の差に押し切られた
… 実質NO.1対決となったがS2は、内田が実力を発揮し勝ち切ったのが光明
… 仙台で迎える7月15日からの北大定期戦に大きな課題が与えられた

男子準決勝 東北大VS名大
<昨日までの結果>
〇D1菅沼・菅 7-5 6-3  〇D2飯田・松藤6-2 6-3  D3和田・服部1-6 2-6
〇S3笠原6-2 6-2   S5飯田6-4 3-6 4-6   〇S6服部6-3 6-4
… ここまでの団体戦ポイントは、東北大の 4-2 ということで王手がかかっている
 
S4菅沼3-6 6-4 1-1 の続き S2松藤 S1菅 が、10時から試合開始となった。
<今日の結果>
S4菅沼3-6 6-4 3-6
… 菅沼キープで2-1とするも、相手が強気の攻めで4ゲーム連取しそのまま押し切った
S1菅 2-6 0-6 
… 菅の良さが封じられ相手ペースでポイントを重ね、あっさりと勝負がついてしまった
〇S2松藤 2-6 6-3 6-2
… S4、S1が敗れ団体戦ポイント 4-4 となった時、S2松藤は2edセットの 3-1 だった。
全員がこのコートを囲み、名大は逆転の流れを呼び込もうと盛り上がっていた。
… 松藤は自分から仕掛けてエースを狙うのでミスも多くファーストダウンとなった。
相手は深く高いバウンドのラリーで松藤をじらす作戦で勝機を伺っている。
… 2ndセット3-1から3-3となった時が正に団体戦4-4のタイミングであり、相手は松藤のミスを誘う作戦がはまり、松藤の40-15からジュースにしブレイクして3-3。
… このセット落とせば団体戦敗北という不安が私の頭をよぎったが、あの天才松藤は全く違っており果敢に攻め続け3ゲーム連取して6-3で2ndセットをアップした。
… ファイナルは松藤サーブで1-0、その後 2-0 2-1 3-1 4-1 とブレイク重ねリード。
相手のミス待ちを恐れることなく強気に攻めて、4-2 5-2 6-2 で勝ち切った。
… 松藤が勝利した瞬間に全員がコートに飛び込み喜びを分かち合っていた。
決勝進出!
    
男子決勝 東北大VS京大 
14時20分から試合開始。ダブルスとS3まで行い残りのシングルスは明日行う。

〇D1菅沼・菅 6-7 6-3 6-4 〇D2和田・服部7-6 6-4 D3笠原・飯田 2-6 3-6  〇S3笠原6-2 6-1 
*京大は昨日決勝進出を決めているので、午前中試合無く休養たっぷりの余裕の状況で決勝に臨む。
一方の東北大は、激戦の準決勝を終えたばかりでやや興奮気味で応援団も疲れ気味で落ち着きがない。
*松藤が準決勝で足を痛めたためダブルスを回避したので、笠原・飯田でD3に入ったが、あっさり敗北。
*D1は1stセットを4-1リードとしながら追いつかれ、4-4 5-4 5-5 5-6 6-6でタイブレークとなった。
菅の決め球と凡ミスが綾となって織りなす展開の6-8で1stダウン。
しかし2ndセットを果敢に攻め6-3アップするとその勢いで3rdセットも6-4で取り切った。
この試合に主将菅沼の成長を感じた…
*D2は、身長187の服部が強烈サーブを炸裂させ、競り合いからタイブレークとなり取り切った。
2ndセットも勢いのまま取り切った。四年生和田もしぶといメンタルでポイントにつなげていく…
*S3の笠原は、自信に溢れた試合展開で決勝も貴重な勝利をもぎ取った。ファーストサーブが良い…

 

◆◆ 最終日速報 ◆◆

2023年七大戦は、千葉の白子テニスコートで6月30日から始まり7月3日に最終日を迎えた。

最終日は9時50分から男子決勝<東北大VS京大> の残り五試合を行い、D2-1 S2-4の合計4-5となり京大の優勝となった。
激戦を勝ち抜き決勝まで進んだが昨年に続き悔しい準優勝に終わった。


男子決勝 東北大VS京大
<昨日の結果>
D1〇菅沼(4年)・菅(2年) 6-7 6-3 6-4 中島(4年)・野崎(2年)
D2〇和田(4年)・服部(2年)7-6 6-4 加藤(4年)・久野(3年)
D3笠原(4年)・飯田(3年) 2-6 3-6 〇谷田(4年)・四宮(2年)
S3〇笠原(4年)6-2 6-1 北山(4年)

<今日の結果>
S6菅沼(4年)5-7 2-6 〇谷田(4年)
… サービスキープの展開から5ゲーム目に相手が攻めに転じミスしてブレイク3-2。
その後も攻め続け4-3、5-3の展開。相手は強気でサーブを決め5-4とする。
ラリー戦ではポイントするが相手の攻めに押され気味で5-5、5-6、5-7と1st押し切られてしまう。
2ndで菅沼もサーブを決めて競り合うが4ゲーム目で攻めに押されブレイクされるとそのまま2-6ダウンとなってしまった。
四年生対決でポイントを挙げたかったが、相手が一枚上手で相手が単複勝利となった。

S4〇飯田(3年) 6-3 6-4 野崎(2年)
… 飯田は自分のペースで常にリードを保っていたが、相手も粘り強く長いゲームが続いていた。
2ndも4-1から一気に押し切りたいところだったが、4-4に追いつかれてようやく5-4として最後はラブゲームで振り切り6-4とした。
団体戦の王手をかけるまでに相当時間がかかった。

S5服部(2年)3-6 2-6 〇大久保(1年) 
… 大久保は期待の一年生なのだろう、大きな声援に後押しされていた。
1stの5ゲーム目まではポイントまでが長いゲーム展開で競り合ったが、声援に乗って攻めに転じ一気に取り切った感じであり応援負けした印象がある。
2ndも勢いのまま0-4となり、粘ったが2-6と取り切られた。
  
S1菅(2年) 2-6 4-6 〇中島(4年)
… S4飯田の試合が終わってS1菅が最後に入った。
S6を取られ団体戦ポイント3-2、S4を取り団体戦ポイント4-2となる。
しかしS5は劣勢、S2かS1を取らないと団体戦勝利はない…菅がどんな心境だったか分からないが、相手中島は、四年生でしかもムードメーカー的存在。
ポイント毎に応援メンバー全員が声をそろえるという異様な光景、試合に集中できない…
1st前半ではリードしながら3-4から4-5とリードされ4-6ダウンとなる。
2ndは1-4と離されそのまま2-6ダウンとなる。
京大はいよいよ最高潮の盛り上がりとなっていく…

S2松藤(3年)0-6 6-4 2-6 〇四宮(2年)
… S6が終わりコートに入る松藤は、自分が団体戦勝利のポイントを挙げるつもりだっただろう。
相手は二年生の四宮。ファーストの入りは楽に振り切って段々調子を挙げていくいつもの様子と見受けたが、0-3、0-4とゲームが取れない。
相手はベンチコーチの谷田とアイコンタアクト、応援が一球ごとに声掛けする展開。
気がつけば0-6ファーストダウンとなってしまう。
… 昨日の準決勝もファーストダウンだったが全然雰囲気が違う、状況を楽しんでいるようにはとても見えない。
2ndはDF二本で0-1、相手がサーブ決め0-2、3ゲーム目でようやくキープの1-2。
調子を挙げて巻き返しができるのだろうか、心配は募るがどう声をかけて良いものか…
それでも2-2、3-2とリードしてようやく調子をつかんできた様子。
スピンのきいた深い球で振り回しポイントを重ね6-4で2ndをアップした。
… ここに至るまでに京大は追い上げムードで団体戦ポイント4-4が見えて盛り上がっており、四宮への応援にも力がこもっている。
ファイナルは、松藤サーブで0-1、1-1、1-2とダウンが続く展開。
ところが四ゲーム目でリターンミスからラブゲームのキープをされ1-3。
次の五ゲーム目を強気のリターンで攻められ1-4とされる。
このまま一気に流れを渡したくない競り合いのゲームの時にS1を京大が取り団体戦ポイント4-4となった。
全員の応援がこのコートに集中して一球ごとに大声援となる。
四宮は応援の後押しで益々強気の攻めを展開しそのまま2-6の勝利につなげた。
… 昨日松藤がファイナルで見せた強気の攻めは再現できなかった。京大の応援に比べ東北大の応援は松藤を後押しできていない。
そもそも松藤を応援するスタイルをこれまで試していないのではないか。
本人に任せておくのが松藤スタイルとなっていた気がする。
準決勝で痛めた脚の具合はどうだったのか、ベンチコーチはどんなサポートをしていたのか気掛かりである。
    (私の力不足でこの試合を勝たせる術は思い浮かばない…)   

(記:渡辺辰)

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2023年07月07日