- 2013年04月16日(火) 七大学OB戦スーパーシニア大会(72歳以上)高井戸ダイヤモンドTC
- 4月2日のシニア大会が雨天中止となり「このスーパーシニア大会だけは晴れて欲しい」と言う担当校の京都大学・北海道大学の幹事さん達の願いが叶い、青空が広がりました。東北大学と大阪大学は試合開始までに選手が揃うかどうか、気がもめる状態でした。仙台を朝一番の新幹線を利用された中尾さんが9時10分に到着し初戦のメンバーが無事揃いました。大阪大学も最後の選手が間に合われたようです。参加資格に届かない太田さん、小山さん、滝口が今回は応援です。
- 今回の参加は12名(仙台組:嶋田、飯野、中尾、関東組:厚母、藤井、白石、水野、岡田、村上、冨田、岡本、高橋)でした。
- 第1ラウンド(対東京大学)
- No.1の厚母・水野組は今回唯一のハンディキャップを獲得しました。そのハンディが物を言い」、第1ゲームはジュースの繰り返しになりなかなか決着がつきませんでした。このゲームを落としたことで相手は落ち着きを取り戻し、結果は0-6と完敗でした。No.2嶋田・岡田組、No.3白石・村上組は東京大学のポイントゲッターと当り、力を出し切れずに敗れました。これで0-3となり敗戦が決定です。去年はこのまま0対5で負けてしまいましたが、今年は違いました。No.4飯野・高橋組は3-5とリードされていましたが、そこから追い上げ見事6-5と逆転勝ちを納めました。No.5の岡本・中尾組は学生時代にもペアを組んでいた仲よしです。練習豊富な強打の中尾さんとパワーを抑え女房役に回った岡本さんの意気はピッタリで6-2で勝利しました。この結果、今年はトータル2対3でした。
- 第2ラウンド(対京都大学)
- No.1厚母・藤井組は惜しくも年齢差8歳でハンディはつきません。その年齢差によるフットワークの早さ、ストロークの強さで相手の方が上回り0-6で敗れました。No.2白石・村上組は子弟コンビです。往年の名手貴志さんを相手に大健闘、6-3で勝利しました。No.3嶋田・高橋組は嶋田さんが風に悩まされいつもの調子がでません。それにつられて高橋さんもミスが目立ちました。No.4、No.5は惜しまれる試合でした。No.4飯野・冨田組は風を利用したロブが効果的に決まり5-3とリードしました。しかし、勝利を意識した冨田さんのロブは安全を見たため短く、絶好のスマッシュボールになり5-6で逆転負けです。No.5岡本・中尾組も5-5になりました。再三マッチポイントを握りながらこの試合も逆転負けでした。京都大学戦にはトータル1対4と思いがけない差がつきました。
- 第3ラウンド(東北大学は休み)
- 中間点での休みはラッキーです。昼食を取りながら英気を養うことができました。
藤井・厚母組 高橋・嶋田組 福渡・今野(北大)−高橋・冨田
- 第4ラウンド(大阪大学)
- No.1藤井・水野組は世田谷テニスの参加回数1位2位のコンビで気心を知り合った仲です。年齢差9歳で惜しくもハンディがつきませんでした。相手が名手の井上さんだったことも不運でした。残念ながら2-6で敗退しました。No.3の村上・飯野組は関東と仙台と練習地は離れていても、お互い練習豊富とあって、隙のないプレーで圧勝しました。No.4岡田・高橋組は練習不足(年2回)の岡田さんの足が動かず、往年の切れ味は影をひそめています。1-6で敗戦。相手校の方から「岡田さんはどうかされたのですか?」と聞かれてしまいました。これを刺激に練習回数を増やして来年は「流石は岡田さんですね。」と言わせたいものです。No.5岡本・中尾組は岡本さんが脹脛に痙攣を起こし心配でしたが、中尾さんの好調が続き6-1と圧勝でした。大阪大学戦はトータル2対3で3戦全敗となり後がなくなりました。
- 第5ラウンド(対北海道大学)
- いよいよ宿敵の北海道大学との対戦です。昨年は最下位だった北海道大学は若返りを図り、ここまで3戦全勝です。劣勢であることは否めません。北海道大学の人が「東北大さんにはいつも足元を掬われているからね。」と言われる通り、簡単に負けるわけにいきません。No.1厚母・中尾組が先陣を切ります。強敵の西さん相手に中尾さんがコートを縦横無尽に走り、85歳の厚母さんが得意のドロップショットで対抗しました。接戦を制したのは北海道大学でした。No.2嶋田・村上組は例年の嶋田さんなら互角に戦えたと思いますが、今回は嶋田さんが横風に対応できていませんでした。No.3白石・岡本組も応援席を沸かせました。JOPランク20位(70歳の部)の斉藤明徳さんが相手で、簡単に1-4とリードされてしまいました。しかしその次の第6ゲーム(斉藤さんのサーブ)では延々とジュースが繰り返されました。脹脛を傷めた岡本さんが全力で走り、白石さんのボール配分に冴えが出てきました。長いこのゲームを取ればもつれる可能性がありましたが、惜しくもこのゲームを落とし、結局1-6で負けてしまいました。No.4岡田・飯野組は今回は全勝で波に乗る久本さん、高橋さん相手とあって1-6で敗れました。ここまででトータル0対4となり、No.5が負けると完封負けです。No.5冨田・高橋組に熱い視線が注がれました。前半は東北大が優勢に進めましたが中盤で北大が盛り返し5-5にもつれ込みました。マッチポイントが行ったり来たりで両チームの応援席は一喜一憂しました。最後に東北大が勝利した時には最下位であることを忘れ、まるで優勝した気持になりました。”終わりよければ全てよし”が今年も起こりました。
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後列:中尾、嶋田、冨田、厚母、飯野、岡本、高橋
前列:村上、 岡田、白石、藤井
- 懇親会と慰労会
- 懇親会は全体の最後の最後の試合に勝ったため、東北大の参加者の顔は晴れやかでした。それぞれが馴染の顔を探し、他校の参加者との交流を楽しんでいました。懇親会の後、駅前の『一心』に行き慰労会を行いました。慰労会に暗さは微塵もなく笑顔溢れるものでした。(滝口記)
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東北大学 |
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2-3 |
東京大学 |
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東北大学 |
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1-4 |
京都大学 |
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順位 |
選手名 |
年令計 |
スコア |
選手名 |
年令計 |
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順位 |
選手名 |
年令計 |
スコア |
選手名 |
年令計 |
1 |
厚母・水野 |
165 |
0-6 |
磯辺・小川 |
152 |
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1 |
厚母・藤井 |
166 |
0-6 |
櫻井・高郷 |
158 |
2 |
嶋田・岡田 |
157 |
1-6 |
小倉・藤浪 |
151 |
|
2 |
白石・村上 |
155 |
6-3 |
貴志・塩月 |
156 |
3 |
白石・村上 |
155 |
2-6 |
猪熊・柿原 |
149 |
|
3 |
嶋田・高橋 |
153 |
0-6 |
松尾・安達 |
156 |
4 |
飯野・高橋 |
146 |
6-5 |
宗・清水 |
147 |
|
4 |
飯野・冨田 |
148 |
5-6 |
広谷・中野 |
152 |
5 |
岡本・中尾 |
145 |
6-2 |
下永・田辺 |
146 |
|
5 |
岡本・中尾 |
145 |
5-6 |
有馬・西垣 |
148 |
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東北大学 |
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2-3 |
大阪大学 |
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東北大学 |
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1-4 |
北海道大学 |
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順位 |
選手名 |
年令計 |
スコア |
選手名 |
年令計 |
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順位 |
選手名 |
年令計 |
スコア |
選手名 |
年令計 |
1 |
藤井・水野 |
161 |
2-6 |
山本・井上 |
152 |
|
1 |
厚母・中尾 |
157 |
3-6 |
園田・西 |
153 |
2 |
嶋田・冨田 |
155 |
1-6 |
福田・石浦 |
150 |
|
2 |
嶋田・村上 |
157 |
2-6 |
村瀬・山成 |
151 |
3 |
村上・飯野 |
150 |
6-1 |
重光・酒井 |
149 |
|
3 |
白石・岡本 |
152 |
1-6 |
青戸・斉藤 |
148 |
4 |
岡田・高橋 |
148 |
1-6 |
柴原・森 |
149 |
|
4 |
岡田・飯野 |
150 |
1-6 |
久本・高橋 |
148 |
5 |
岡本・中尾 |
145 |
6-1 |
野中・尾崎 |
145 |
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5 |
冨田・高橋 |
146 |
6-5 |
今野・福渡 |
148 |
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優勝:北海道大学、準優勝:東京大学、3位:九州大学、4位:大阪大学、5位:名古屋大学、6位:京都大学、7位:東北大学