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  • 2011年11月12日(土) 楡庭会・萩庭会懇親テニス大会:(昭和の森テニスセンター、えこ贔屓立川店)
  • 昨日の雨が嘘のように上がり、青空が広がった。室内で行うのは勿体ないようなポカポカ陽気です。屋外のコートでは東京都ベテランテニス大会のシングルス準決勝が行われていました。九大OBの瀧口勝さんも勝ち進んでいます。私達の会場である室内コート(#7〜9)には開始時間の12時にほとんどの参加予定者が集まりました。テニスの参加者は楡庭会18名、萩庭会17名、懇親会は楡庭会15名、萩庭会15名とほぼ同数です。平均年齢は楡庭会61.55歳、萩庭会65.82歳で約4歳差は去年の7.8歳の差から大幅に縮りました。5試合のハンディは全て15ハンディで去年よりかなり緩和されました。公式戦は残念ながら2対7で今年も萩庭会の負けでした。萩庭会としての明るい話題は93歳の川西さんと平成20年卒26歳の井戸端さんの参加です。
  • テニスの部(12時〜16時)
  • 第1ラウンドはNo.1、No.3、No4が入りました。川西さんは「私は走れないから」とおっしゃりながら自分の前に飛んできたボールを得意のボレーで見事に相手の空いているところに返球されていました。青戸さんの強力なスライスボールを滝口が懸命に繋ぎます。今野さんは「ゆるいボールを打つのが難しい」といつもよりミスが多かったようです。途中で休憩を入れる接戦を6-3で制することができました。No.3は昨年と同じ渡辺・太田ペアで相手の福渡さんも去年と一緒です。福渡さんは5月に肺癌が見つかり8月に手術をし、復活したばかりです。それでも武内さんとのコンビがよく5-5と大接戦になりました。最終ゲームもノーアドポイントに勝負がかかりましたが、最後は太田さんがしっかりポイントを抑え6-5で接戦をものにしました。それにしても85歳の現在も向上心を忘れない渡辺さんは要所でポイントを奪っていました。No.4は世田谷テニスの仲間である水野・高橋ペアと北大同期の安川・岡ペアの対戦です。どちらも気心を知り合った同士の対戦でした。「高橋Qさんにロブは禁物」と北大ペアはロブを上げなかったとか?「水野さんのサーブがよかったです。」とは岡さんの弁。3-6で敗れましたが「高橋Qさんがもう少し世田谷テニスに参加していれば....。」と水野さん。
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  • 青戸さん・渡辺さん・川西さん・今野さん            久本さん・村上さん・厚母さん・西さん            大野さん・藤原さん・戸田さん・小山さん
  • 次のラウンドはNo.2、No.5、No8が室内で、No.6とNo.9は屋外コートで試合が行われました。No.2は世田谷テニスペアの厚母・村上ペアで息がぴったり合っています。相手は北大が誇るシニア代表選手です。15ハンディをもってしても厳しい相手でしたが、5-5にもつれ最後はノーアドポイントになりました。そこで久本さんが奥の手のアンダーハンドサーブを放ち、目測の狂った村上さんのミスを誘いゲームセットになりました。No.5も世田谷ペアの岡本・太田ペアです。強敵の長友・高屋敷ペアと大接戦を演じ、本日3試合目の5-5でこれまたノーアドポイント勝負となりましたが惜しくも敗れました。「懇親テニスの意義を考え2勝目を上げるのは遠慮した。」とは太田さんの弁です。No.8は日頃ペアを組んで活躍している西谷さんと高邑さんが今日は敵味方に別れました。お互いに若手の心強いパートナーと組んで、今回随一の試合でした。朝、水戸を出てきた疲れと捻挫で傷めた足首をかばう西谷さんの動きが今一つで、パワフルで動きの良い高邑さんペアに一歩及びませんでした。屋外コートの結果が見えないため全体の勝敗の行方が分かりません。そんな中で最後の試合となったNo.7の小山・戸田ペアと前々回小山さんが苦杯を喫した藤原・大野ペアとの対戦が始まろうとしていました。試合が始まる直前に屋外コートは2試合とも楡庭会が勝ったとの情報が入り、今年も楡庭会の勝利が決まりました。No.6は最近練習を積んでいる北大の川西さんの調子がよく、肩の故障から復活した安達さんと組んで萩庭会期待の二瓶・石川ペアを6-2と圧倒しました。この試合は当方の誤算でした。朝、日立を出てきた二瓶さんに疲れが出たのかもしれません。No.9の熊野・井戸端ペアは楡庭会の若手二人のパワーに圧倒され0-6で敗れました。更に「ゲームを取るまで」と挑戦しましたが0-3と歯が立ちません。井戸端さんはエキシビションで2ゲームを取り、ようやく初参加の重荷から解放されました。熊野さんもエキシビションでノビノビプレーを楽しんでいました。最後の試合は会場に着いたばかりの戸田さんに本来の調子が出ません。一方、小山さんは大野さんの左からのサービスに苦手意識が残っていたのと、藤原さんの予想外のプレースメントに悩まされました。接戦の途中で小山さんが「ふくらはぎがおかしい」と気にしはじめました。結局、不完全燃焼のまま4-6で押し切られてしまいました。勝敗は別として、この会ではここ数年で西谷さん・高邑さんに続き、辻村さん・神山さん・小林さん・麓さんのように大学の境を越えて昔の友情が復活しています。大変喜ばしいことであり、大会を開催している意義を強く感じます。
  • 萩庭会 2-7 楡庭会
    No. 名前 年令 名前 年令 年令計 スコア 名前 年令 名前 年令 年令計 年令差 ハンディ
    1 川西 弘 93 滝口 隆 68 161 ○ 6-3 青戸哲二 74 今野隆一郎 74 148 13 15
    2 厚母栄夫 83 村上郁夫 74 157 5-6 ○ 久本泰秀 72 西 淳二 72 144 13 15
    3 渡辺伸一 85 太田元夫 67 152 ○ 6-5 福渡康夫 70 武内達夫 68 138 14 15
    4 水野尚隆 78 高橋久彦 71 149 3-6 ○ 安川淳一 68 岡隆次郎 67 135 14 15
    5 岡本金弥 71 太田元夫 67 138 5-6 ○ 長友国男 63 高屋敷勝美 63 126 12 15
    6 二瓶充雄 67 石川悦三郎 61 128 2-6 ○ 安達 隆 62 川西龍一 60 122 6 -
    7 小山小次郎 66 戸田博之 54 120 4-6 ○ 藤原照己 60 大野賢一 60 120 0 -
    8 西谷 昭 57 辻村啓介 40 97 2-6 ○ 高邑朋矢 57 麓 貴光 38 95 2 -
    9 熊野睦彦 58 井戸端紀彰 26 84 0-6 ○ 神山浩永 40 小林裕和 40 80 4 -
  • 集合写真:前列が萩庭会、後列が楡庭会のメンバー
  • 懇親会:17時〜19時半(えこ贔屓立川店)
  • 30名の参加で賑やかな会になりました。会場は通路沿いに細長く繋がる部屋だったので全体をまとめるのは大変でしたが、その分いくつかの集団で親交を温めることができたようです。。関東楡庭会の安川さんの到着を待って懇親会が始まりました。最初に安川会長から東日本大震災に対する東北大へのお見舞いがありました。また、現役が負けている分OBががんばって勝たせてもらったと笑いを誘う挨拶がありました。続いて萩庭会の小山会長から東日本大震災に際して楡庭会さんから心温まる支援をいただいたことへの感謝と「ケッパレ!東北魂!」と刻印したボールを夏の対抗戦で使わせてもらった報告がありました。川西大先輩から「93歳になって自分の人生を振り返ると私の人生は『テニス』であったと感じます。特に楡庭会さんとの親交が一番であり、こうして90歳のお祝いに頂いたセーターを来て今回も参加しました。これからも参加しますよと心強いスピーチがあり、続けて乾杯が行われました。しばらく歓談の後、試合の順にそってスピーチが行われました。厚母さん「久本さんがこんなに小さい時を知っています」「これからも杖をついてでも参加するつもりです」。村上さん「久本さんの下からのサーブに戸惑いました」。高橋Qさん「予定がなくなり急遽参加しましたが、実は皆さんと呑みたかったのです」。太田さん「箱根の外輪山を歩いている時に偶然倉知さんに会いました」。長友さんと高屋敷さん「太田さんはハンディを手放しませんでした」。石川さん「陸前高田に行ったが何もかもなくなっていました」。大野さん「幹事の役に向いていると思っていましたが、最近はテニスもまんざらではないなと...」。西谷さん「一番負けたくない相手に負けてしまいました」。高邑さん「悦三郎は論外、これからは小次郎さんを意識します」。【石川さん、「朋矢は大したことない」と言う日を待ってます。(滝口)】 熊野さん「熊野君、よく動いているね」の安川さんの言葉が嬉しかった。井戸端さん「社会人2年目、今日の経験でモチベーションがあがりました」。青戸さん「来年の七大学シニア大会とスーパーシニア大会は4月3日と4月17日です」の案内がありました。最後は熊野さんによる「青葉燃ゆる」と安達さんの「都ぞ弥生の」で楽しい会は締めくくられました。(滝口記)
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  • 川西さん:乾杯の音頭                渡辺さんと太田さん                西さん・久本さん・厚母さん
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