- 川西弘さん(昭和18年法学部卒業:92歳)が所属する”湘南シルバースタークラブ”会報に寄せられた文です。
- 私は、中国旧南満州大連市瓦房店で生まれ(大正7年8月5日午前6時頃)育ちました。今年8月には93歳になります。夢にもみなかった90歳以上を3年も生きていたのかと思っています。先ずは、死ぬ時は好きなテニスを楽しみながらコートの上でぶっ倒れるのが本望と思っています。
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- そのために次のようなことを続けています。
- @三度の食事を欠かさず摂っている。
- A食べ物に好き嫌いがないように努力している。
- B73歳の時から、小1時間ほどの昼寝をできるだけとるようにしている。
- C足腰を傷めないよう、座るより腰掛けて姿勢をよくしている。
- D家の中では、自分のことは自分でするようにしている。(こまめに身体を動かすことを生活習慣にすることで身体が軽く感じられるだけでなく、家族にも喜ばれるので一石二鳥です。)
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- テニスを楽しむために、私は次のようなことを続けています。
- @握力を維持するためにお風呂に入った時に50回、出るときにも50回”お湯”を手で力いっぱい握ります(強くて重たいボールを打つために)。
- A他の人の練習を見ている時に、その人がフォアを打つ時は左足をバックを打つ時は右足をちょっと動かします(フットワークに忠実になるために)。
- Bスマッシュは強い力で相手を砕き、ボレーは空いているコートにボールを運ぶ(スマッシュは強力、ボレーは押す)。
- Cコートではマナーを絶対に守る。
- ・パートナーにボールを渡す時はワンバウンド、相手方には声をかけてツーバウンド或いはスリーバウンドで渡す。
- ・対戦中はパートナーを振りかえらない(相手方を見ればパートナーの打ったボールの方向は分かる)。
- ・サーブの時はフットフォルトをしないよう心がける(常日頃から気をつけること)。
- ・急ごしらえのパートナーになっても、声を出して共に楽しむ(だんまりテニスでは、やっている甲斐がありません)。
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- 最後に私は人から「君のテニスは綺麗だね。」「真似をしたいね。」と言われたことはありますが「品があるね。」とは言われたことがありません。何とかそう言われたいというのが私の目標ですが、身体が言うことを利かなくなりましたので諦めています。
- しかし「彼奴となら、共に楽しめるよ。」と思って下さるなら、どうか気軽に声をかけて下さい。共にテニスを楽しみたいと思っていますので。(完)
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