- 2010年11月6日(土) 楡庭会・萩庭会懇親テニス大会(昭和の森テニスセンター、甘太郎立川店)
- 恒例の楡庭会との懇親テニス大会(通称:北大OB戦)が秋晴れの中、室内コート3面と屋外コート1面を利用して行われた。テニスの部は40名(楡庭会:19名、萩庭会:21名)、懇親会も35名(楡庭会:16名、萩庭会19名)と多くの方の参加があった。試合は公式戦はダブルス10試合で行われ、結果は6対4で今年も楡庭会の優勝となった。今回は楡庭会に平成19年卒の桑野さん、近藤さんの参加があった。先輩格の神山さん(楡庭会)、辻村さん(萩庭会)ともども若々しい素晴らしいプレーを見せてくれたのは嬉しいニュースだった。逆に萩庭会は92歳の川西さんをはじめ75歳以上が8名と健在ぶりをアピールした。楡庭会の平均年齢が59.55歳、萩庭会が67.35歳であり7.8歳の差があった。ダブルスなので合計年齢差は15.6歳である。萩庭会はほとんどの試合でハンディをいただいた。
- 今回は楡庭会の若さの前に下手をすると1試合も勝てないのではないかとの心配もあったが、我軍の年配者パワーがそれを跳ね返し接戦となった。第1ラウンドはNo.4、No.5、No.6が入る。No.4は世田谷テニス常連の水野さん、村上さんペアががんばったが、70歳代の中に60歳前の若者?(大野さん)が入った楡庭会が勝利を納めた。聞くところによると青戸さんは週3回も練習されているとのことだった。No.5は強豪の久本さん相手とあって勝機は少ないかと思われた。しかし、萩庭会は世田谷テニスにほぼ皆勤の藤井さん、岡本さんペアが息の合ったプレーで対抗し、初戦で緊張感の取れない藤原さんを崩し見事勝利を納めた。No.6は萩庭会のエース小山さんと長身を活かしたネットプレーの名手の石館さんペアが全日本ベテラン選手の能勢さんとかつてのインカレ選手の川西さんのペアと対戦する。萩庭会がリードし楡庭会が追いつく展開となった。競り合ったまま5-5になる。しかも40-40で最後の1本までもつれ込んだが惜しくも小山さんのスマッシュがミスとなり5-6で敗れた。結果的にこの試合が全体の勝敗を分けたことになった。第2ラウンドはNo.1、No.2、No.3が入った。No.1は92歳でご健在の川西さんと最近好調の白石さんペアが粘り強い青戸さん、今野さんペアと対戦する。この試合も大接戦となった。川西さんは以前に比べると足の動きは悪くなったものの、手が届く範囲のボールは実に見事にコントロールする。手の届かない範囲のボールは白石さんがコート一杯走り回ってカバーし6-5で貴重な1勝を挙げた。No.2は82歳の厚母さんが鈴木さんと組んで能勢さん(2試合目)と武内さんペアと対戦した。春から腰痛等でなかなか練習できなかった鈴木さんは本来のプレーができず、厚母さんの得意のドロップボレーも不発に終わった。No.3は84歳の渡辺さんが太田さんと組んで福渡さん、安川さんペアと対戦する。渡辺さんもこのところ好調でご自分のテリトリーをがっちり守り、クロスにしっかりと返球される。コートカバーの広さでは定評のある太田さんが存分に走り回り、強敵の楡庭会ペアに見事6-2で勝った。一旦、試合を終了したが、福渡さんからハンディが違っているとの指摘があった。年齢差が14歳であり15ハンディまでで+1ゲームはなかった。まだ2-5の状態であることが分かり、試合を再開した。逆転負けの心配をしたが、なんとか6-3で勝利し、この時点で3勝3敗となり、若手の対戦に勝敗がかかった。
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近藤・桑野組(平成19年卆) 辻村・神山組(平成7年卆)
- 第3ラウンドはNo.7、No.9、No10が入る。No.7は仙台から参加していただいた飯野元テニス部長と部長時代の愛弟子の星さんが組んで元気どころの吉見さん、久野さんのペアと対戦した。子弟愛は強く見事勝利を呼び込み4勝目を挙げた。一方、No.9は久しぶりに参戦の渡辺辰さんが若手の辻村さんと組んで、長友さん、近藤さんペアと対戦した。相手の近藤さんは辻村さんより更にひと回り若い現役バリバリである。長友さんは左手と右手を使い分ける辻村選手に戸惑ったようだ。惜しくも3-6で敗れ、ここで4勝4敗となり、残り2試合にポイントがかかった。屋外コートで戦っていたNo.10の試合(高邑・桑野−石川・萩原)にもこの情報が伝わった。宿敵同士の高邑さんと石川さんの対戦とあって試合は2-4で白熱していた。この情報が伝わり状況が一変した。それまで単純ミスを繰り返していた桑野選手に高邑さんがムチを入れると桑野さんのギアが入り一気に勝負をつけられてしまった(たかやんの応援団「一生懸命日記」参照方)。
- これで4勝5敗となり萩庭会の勝ちはなくなった。仕事を終えて駆けつけてくれた戸田さんと松原さんがNo.8で最終戦に臨んだ。相手はトップスピンの高屋敷さんと辻村さんと同期の神山さんである。この中で最高齢の松原さんのプレーが若手に負けないぐらい溌剌としていた。試合は接戦になったが4-6で惜しくも敗れた。昨年のこの大会に参加して以来テニス活動を再開した戸田さんは少しずつ本来の姿に戻ってきている。公式戦は4勝6敗で楡庭会の勝利となった。その後は両軍の垣根を越えて様々なエキジビジョン試合を行い楽しい時間を過ごした。
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コート |
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楡庭会 |
スコア |
萩庭会 |
ハンディ |
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コート |
|
楡庭会 |
スコア |
萩庭会 |
ハンディ |
#7 |
No.1 |
今野・青戸 |
5-6 |
川西・白石 |
15+2G |
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#9 |
No.6 |
能勢・川西 |
6-5 |
石館・小山 |
15+1G |
#9 |
No.2 |
能勢・武内 |
6-1 |
厚母・鈴木 |
15+1G |
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#19 |
No.7 |
吉見・久野 |
3-6 |
飯野・星 |
15+1G |
#8 |
No.3 |
福渡・安川 |
3-6 |
渡辺伸・太田 |
15 |
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#7 |
No.8 |
高屋敷・神山 |
6-4 |
松原・戸田 |
15+1G |
#7 |
No.4 |
青戸・大野 |
6-3 |
水野・村上 |
15+1G |
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#8 |
No.9 |
長友・近藤 |
6-3 |
渡辺辰・辻村 |
15 |
#8 |
No.5 |
久本・藤原 |
2-6 |
藤井・岡本 |
15+1G |
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#19 |
No.10 |
高邑・桑野 |
6-2 |
石川・萩原 |
− |
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#8 |
川西弘・渡辺 |
0-4 |
厚母・藤井 |
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#7 |
水野・今野 |
4-2 |
石館・鈴木 |
#7 |
神山・辻村 |
2-4 |
桑野・近藤 |
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#9 |
能勢・久本 |
4-1 |
白石・村上 |
#19 |
川西龍・高邑 |
4-1 |
小山・石川 |
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#7 |
福渡・安川 |
1-4 |
太田・松原 |
#19 |
吉見・高邑 |
4-0 |
戸田・星 |
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#9 |
高屋敷・久野 |
4-2 |
飯野・岡本 |
#8 |
武内・長友 |
4-3 |
滝口・萩原 |
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#8 |
水野・今野 |
3-4 |
渡辺伸・久本 |
#7 |
厚母・武内 |
4-3 |
藤井・福渡 |
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#9 |
石館・藤原 |
4-3 |
厚母・高屋敷 |
#9 |
飯野・安川 |
4-2 |
鈴木・長友 |
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#9 |
青戸・村上 |
4-3 |
白石・岡本 |
#8 |
神山・近藤 |
3-4 |
桑野・辻村 |
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#7 |
大野・久野 |
3-3 |
渡辺辰・星 |
#7 |
藤原・大野 |
4-3 |
松原・渡辺辰 |
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#19 |
川西龍・吉見 |
3-4 |
戸田・萩原 |
#9 |
青戸・久本 |
4-2 |
小山・石川 |
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- 後列:白石、渡辺(伸)、厚母、川西(弘)、石館、水野、鈴木、岡本、萩原、石川、渡辺辰、松原、太田、星、神山、今野、辻村
- 中列:小山、村上、飯野、藤井、福渡、長友、吉見、近藤、藤原、久本
- 前列:滝口、武内、安川、能勢、青戸、川西(龍)、高邑、久野、桑野、高屋敷、大野
- 「しゃぶしゃぶ食べ放題」で「飲み放題」であったため、大いに飲み・食べ・語り合った。乾杯の音頭は最高齢(92歳)の川西さんにお願いした。天皇・皇后両陛下とテニスのお相手された話は川西さんならではのお話だった。乾杯の後、しばらく歓談し参加者のスピーチに入った。No.10から順番に一人ずつ話をしていただいた。「今年も宿敵の小山さんや石川さんと対戦できたことが嬉しい」(高邑)、「現役の時より更に上達しています。」(初参加・桑野)、「体調も心も充実していたのに悔しい」(石川)、「相手は20歳代ですよね。違反?ですよ」(渡辺辰)、「学生時代はあまり勝った記憶がありませんがOB戦ではあまり負けた記憶がありません。」(高屋敷)、「今日も楽しいプレーをさせてもらいました。」(松原)、「色々ありまして、卒部と卒業は...」(戸田さん)、「川西先輩に”君は東北大のOBだったかね”と会社と大学がごちゃまぜです」(吉見)、「飯野先生にはレギュラーになれなかった私の相手をしていただきました。」(星)、「たまたま、こちらに運があって」と言いながら3戦全勝(能勢)、「最後5-5で最後の1本(ノーアド)のミスは私で、今回も戦犯は私でした。」(小山)、「北大にも川西あり、で勝たせてもらいました」(川西龍)、「ハンディはやりにくい、こちらのミスが響いた」(久本)、「萩庭会は後期高齢者が8人、楡庭会にはいらっしゃらない..」(藤井)、「月3回の世田谷テニス練習会の成果が出ました」(岡本)、「73歳ですが、萩庭会では丁度真中ぐらいの年齢です」(村上)、「家訓で”80歳以上の方には強い球を打つな”という訳で...」(安川)、「試合は3戦全敗でしたが、今年はよいことが3つありました」(福渡)、「楡庭会と萩庭会はまさに”北の家族”だなと痛感しました」(渡辺)、「お互いの壁を忘れて一生懸命試合をしての結果です」(太田)、「手を抜くこともできず...」(武内)、「鈴木章さんのノーベル賞受賞おめでとうございます。」(厚母)、「今年は春から体調を崩して絶不調でしたが..」(鈴木)、「萩庭会に入ったら真中の年齢です」(今野、青戸)「北大さんは強くてにくらしい、来年も元気に会いましょう!」(白石)、最後はテニスには参加できなかったが、懇親会に参加された安達さんによる北大桜星会歌『瓔珞みがく』が歌われる。次いで渡辺辰さんの頭出しによる『青葉燃ゆるこのみちのく』を斉唱する。最後は近藤さんの見事な口上に続き『都ぞ弥生』を全員で高らかに歌い会の締めくくりとなった。(滝口記)
- 乾杯の音頭(川西弘さん) 楡庭会能勢会長 萩庭会石川副会長
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- 川西弘さん 小山さん 北大にも「川西あり」