• 戻る
  • 2009年4月7日(火) 第9回七大学OBテニス大会(シニアの部:67才以上):高井戸ダイヤモンドTC
  • 従来、同日開催だったシニアの部とスーパーシニアの部が今年から分離開催となった。また、シニアの部はレギュラーの部と全く同じ試合方式となった。昨年は暴風雨に見舞われ中止となったが今年は快晴に恵まれた。総務担当の東京大学から開会の挨拶がある。続いて前年優勝の九州大学からカップが返還された。競技担当の名古屋大学からルール等の注意があり試合が始まった。
  • 応援は常連の藤井さん、白石さんに加え厚母さんも加わった。また若手からも太田、小山、滝口の3人が参加し一緒に応援をする。寒さで咲き遅れていた桜が満開で目を楽しませてくれる。
  • 初っ端からライバルの北海道大学に当たる。この年代は北海道大学の層が厚い。しかも先日のレギュラーの部の試合の後もう一泊し翌日はこの日のため強化練習をしたと言う。No.1の阿部彦・浅野組はス−パーシニアからの助っ人である。前半は浅野の馬力と阿部のスライス攻撃が相手方のミスを誘ったが、後半はうまいロブを上げられ次第にミスが多くなった。No.2の安田・岡本組はセンターを狙われなかなか攻撃のチャンスを見いだせなかった。No.3冨田・高橋久組は久本選手のパワーショットにうまく対応し接戦になった。最後は次第に調子を上げてきた中島選手につながれ惜しくも4-6で敗れた。No.4の飯野・本田組は守りが固く、強敵の能勢・福渡と互角に渡り合った。レギュラーの部に続く連戦でやや疲れの見える本田の足が本来の動きでなくなり、能勢・福渡組の手堅いプレー前に力尽きた。No.5は両校のエース対決になる。前半は片寄に力みがみられたが次第にリズムが戻った。阿部が確実につなぎチャンスで片寄が決める。一方、北大もチャンスは逃さずポイントを決め5-5まで競る。阿部のサーブは4-5から5-5に追い上げた北大に勢いがあり、たちまち0-40と追い込まれた。負けを覚悟したが、ここから阿部がよく踏ん張り逆転勝利を納めた。  
  •   
  • 第二ラウンドは大阪大学と対戦する。No.1鈴木・浅野組とNo.2の安田・岡本組はよく食い下がったが勝利を呼び込むには至らなかった。No.3の冨田・高橋組は初戦の集中力が切れたようでミスが多かった。No.4の飯野・本田組と阪大の井上・渡辺組のスライス合戦は見ものだった。特にバックは4人とも得意のショットのようで手に汗握るコース狙いは応援席を沸かせた。5-5の最終ゲームは飯野のバックボレーのストレートがわずかにラインを割り勝敗が決した。No.5の片寄・阿部組は阪大相手にも大接戦を演じていた。阿部がつなぎ片寄が決めるパターンは変わらない。またも5-5から最終ゲームを凌いで東北大唯一の勝ち星を挙げた。
  • 第三ラウンドは前年度優勝の九州大学だった。No.1鈴木・浅野組は善戦するが勝負どころでポイントを奪えなかった。No.2の安田・冨田組も前半は互角だったが、サウスポーのサービスに対応ができず押し切られた。No.3とNo.4は九大のポイントゲッターで付け入る隙を与えてくれなかった。今回勝ち星がなかなか上がらない東北大において片寄・阿部組は既に2勝を挙げている。No.5は実質各チームのエース級の戦いである。九大の水野・香月組に対してもパワーで圧倒し5-2で勝利は目前だった。一気に勝負をつけようとの気負いがミスを増やし九大ペアに付け込まれた。じりじりと追い上げられ今回3度目の5-5になった。追い上げた九大ペアの勢いが勝り5-6で無念の敗戦となった。
  • 第四ラウンドは今回の最下位争いの戦いになった。なんとしても最下位は免れたい気持ちが通じた結果になった。No.1の阿部・浅野は4連戦の浅野に疲れが見え、芳賀選手のうまいプレーに翻弄された形になった。No.2も暑さの中の4戦目とあって両ペアに疲れが見えた。安田も足に痙攣が起き始めていた。3-3の競り合いになり安田の足が心配だったがそれより先に名大の佐藤選手の足が動かなくなり棄権となった。最終的にはこのポイントが全体の勝敗を分けた。No..3の飯野・高橋は足が良く動き相手のミスを誘った。6-3で勝ち、名大に王手をかけた。No.4に期待がかかったが阪大戦で体力を使いきり九大戦で完敗したショックが残る本田と本来の切れの良いストロークを打てない岡本ペアは不完全燃焼のまま敗れた。2勝2敗でNo.5の片寄・阿部に勝敗がかかった。九大戦の敗戦を引きずらず、本来の調子を取り戻し6-3で今回3勝目を挙げ東北大に初の勝利をもたらした。最終順位は第五ラウンドで阪大が名大に勝った時点で東北大の6位が確定した。
  • 今回からシニアの部が独立し5ダブルス対抗戦となった。各校とも人集めに苦労したことと思う。4試合フル出場の方が44名もあった。更にレギュラーの部と掛け持ちの方も多く、年齢を考えると非常に厳しい状態だった。レギュラーに続き参加いただいた片寄さん、阿部さん、本田さんに感謝する。今後は出場メンバーを増やすことが急務と思われる。(滝口記)
  • 最前列:藤井、高橋久、冨田、岡本、2列目:阿部博、本田、阿部彦、飯野、滝口
  • 3列目:浅野、片寄、鈴木、最後列:小山、太田
  • 東北大学 1対4 北海道大学 東北大学 1対4 大阪大学
    順位 選手名 年齢計 スコア 選手名 年齢計 順位 選手名 年齢計 スコア 選手名 年齢計
    1 阿部・浅野 149才 3-6 佐野・山成 141才 1 鈴木・浅野 147才 3-6 重光・藤山 142才
    2 安田・岡本 141才 2-6 西・高橋 140才 2 安田・岡本 141才 2-6 野中・都築 137才
    3 冨田・高橋 138才 4-6 久本・中嶋 138才 3 冨田・高橋 138才 0-6 小野・石浦 137才
    4 飯野・本田 137才 4-6 能勢・福渡 138才 4 飯野・本田 137才 5-6 井上・渡辺 136才
    5 片寄・阿部 136才 6-5 石橋・齊藤 135才 5 片寄・阿部 136才 6-5 尾崎・辻健 135才
  • 東北大学 0対5 九州大学 東北大学 3対2 名古屋大学
    順位 選手名 年齢計 スコア 選手名 年齢計 順位 選手名 年齢計 スコア 選手名 年齢計
    1 鈴木・浅野 147才 4-6 田中・藤川 143才 1 阿部・浅野 149才 0-6 芳賀・川上 146才
    2 安田・冨田 142才 3-6 平田・嶋田 140才 2 安田・冨田 142才 6-3 佐藤・佐藤 144才
    3 飯野・高橋 138才 0-6 林紀・伊藤 138才 3 飯野・高橋 138才 6-3 甲賀・山川 142才
    4 岡本・本田 136才 0-6 瀧口・高田 137才 4 岡本・本田 136才 2-6 柴田・山下 141才
    5 片寄・阿部 136才 5-6 水野・香月 136才 5 片寄・阿部 136才 6-3 片岡・池口 139才
  • 【最終順位】1位:大阪大学 2位:九州大学 3位:北海道大学 4位:東京大学 5位:京都大学 6位:東北大学 7位:名古屋大学
  • 戻り