- 2008年11月1日(土):平成20年楡庭会・萩庭会親善試合(昭和の森テニスセンター、松葉家:昭島)
- テニスの部:9:00〜13:00『昭和の森テニスセンター』室内コート#7〜#9(4時間)
- 懇親会:14時〜16時半『松葉家』
- 主管:萩庭会
- 会費:7,200円
- テニスの部(昭和の森テニスセンター)
- 恒例の楡庭会(北海道大学OB・OG)と萩庭会(東北大学OB・OG)の親善試合を昭島の”昭和の森テニスセンター”で行われました。今年の幹事校は萩庭会です。昨年同様室内コートを3面確保し雨天にも備えました。そんな心配をよそに秋晴れの素晴らしい天気に恵まれました(「屋外コートの方がよかったかな」とちょっぴり後悔)。昨年からハンディキャップを導入しましたが今年もハンディを貰ったのは萩庭会だけでした。本戦は今年も6−4で楡庭会が勝利しました。第1試合では卆寿を迎えられた川西さんがますます健在で、昨年に続きペアを組んだ小松原さんとの息もぴったりでした。年齢からは信じられない肩の柔軟性と相手の動きを見てのボールコントロールに参加者全員から賞賛の声が上がりました。相手の園田さんと松野さんのペアも川西さんのあまりのお元気さに戸惑われたようで前半は思うように試合ができなかったようです。第2試合の厚母さんと鈴木さんペアは世田谷テニスで気心を知りあった仲ですが、去年の好調を今年も持続している青戸・今野ペアのミスのないプレーが厚い壁になりゲームを取ることが非常に困難な様子でした。第3試合はネットプレーの得意な石館・青木ペアですが相手が悪かったみたいです。JOPランキングで活躍されている能勢さんと自ら開発したペプチドEXを飲んで元気一杯の福渡さんの前に得意のネットプレーを封じられてしまいました。第4試合は藤井・太田ペアです。ここ1〜2年、この年齢で腕を上げている藤井さんの粘っこいプレーに武内さんは驚いた様子でした。試合は接戦になり5−5になりましたが惜しくも5−6で敗れました。楡庭会の倉知さんは数年前に目を患われテニスは諦めていらっしゃったようですが見事復活されました。第5試合は幹事長対決になりました。安川さんは同期の岡さんがパートナー、滝口は昨年も組んだ浅野さんがパートナーで競り合いになりました。後半にラッキーなポイントを得て萩庭会がからくも逃げ切りました。第6試合の相手は還暦ペアの長友・高屋敷ペアです。還暦はここでは若手を意味します。萩庭会の岡本・小山ペアは合計年齢で11歳上ですから15ハンディをもらえます。そのハンディを返上したのが後で悔む結果になろうとは思いもよりませんでした。岡本さんの強打と小山さんの華麗なネットプレーが楡庭会を圧倒しているように見えましたが、結果はミスの少なかった長友・高屋敷組に軍配が上がりました。第7試合は元気一杯の安達・川西組が相手でした。ここでは松原さんの「ハンディはもらいましょう。」が正解でした。5−5で最終ゲームまでもつれこみ見事勝利を納めました。この試合を見ていた楡庭会の席から「太田さんはかなり強くなってるね。」の声が聞こえたかと思うと「いや、それほどでもないかな?」の声が聞こえたりしました。この声は試合経過を反映していたようです。第8試合はよもやの結果でした。萩庭会が誇る黄金ペアの小山・石川組が去年まで善人ペアとして勝負にこだわらなかった藤原・大野組と対戦しました。しかし藤原・大野組は宗旨替えをしたようで開き直った伸び伸びプレーでした。5−5で小山サービスの40−0、萩庭会の勝利は確実と思った所からまさかの逆転負けを喫しました。第9試合は昨年初白星を挙げた熊野・渡辺組が強敵の高邑・吉見組と対戦しました。吉見さんは腰を痛めて病院から駆けつけてくれましたが「本当に腰が痛いの?」と疑いたくなるような動きをしていました。人のよい熊野さんはその情報に惑わされたみたいです。第9試合の川西・斎藤ー石川・熊野戦は本戦だったのですがエキジビジョンと勘違いし4ゲーム先取で試合を行ってしまいました。今回の対抗戦は小山会長が鍵を握っていました。競った試合が多く、来年に向けて感触を掴めた大会でもありました。
-
|
萩庭会 |
年齢計 |
6−4 |
楡庭会 |
年齢計 |
ハンディ |
第1試合 |
川西・小松原 |
158歳 |
6−2 |
園田・松野 |
142歳 |
15+1ゲーム→15 |
第2試合 |
厚母・鈴木 |
154歳 |
1−6 |
青戸・今野 |
140歳 |
15 |
第3試合 |
石館・青木 |
142歳 |
1−6 |
能勢・福渡 |
136歳 |
|
第4試合 |
藤井・太田 |
139歳 |
5−6 |
倉知・武内 |
132歳 |
|
第5試合 |
浅野・滝口 |
137歳 |
6−3 |
安川・岡 |
129歳 |
|
第6試合 |
小山・岡本 |
131歳 |
4−6 |
長友・高屋敷 |
120歳 |
15→返上 |
第7試合 |
太田・松原 |
128歳 |
6−5 |
安達・川西 |
116歳 |
15 |
第8試合 |
小山・石川 |
121歳 |
5−6 |
藤原・大野 |
112歳 |
|
第9試合 |
熊野・渡辺 |
113歳 |
2−6 |
高邑・吉見 |
107歳 |
|
第10試合 |
石川・熊野 |
113歳 |
4−0 |
川西・斎藤 |
102歳 |
15→返上 |
- 懇親会:松葉家(昭島駅南口)
- テニスには参加できなかった楡庭会の佐野さんと萩庭会の高橋久さんが懇親会に駆けつけてくれました。総勢37名が4卓に分かれ上座から年齢順に席に着きました。懇親会の冒頭に今年90歳の川西さんの「卆寿」を祝い楡庭会と萩庭会から記念品の贈呈(青戸関東楡庭会会長より)を行いました。川西さんがテニスを始めたのは「父親に連れられての4歳」の時からだそうです。「当時は木綿のガットを張ったラケットを使っていました。」と今では信じられないような話もありました。輝かしいテニスの武勇伝についてはあまり語られませんでしたが、最近天皇陛下ご夫妻にテニスのお手合わせをいただいたそうです。「両陛下共、お元気でしたよ。」とのことです。テニスを通じてドイツでの商談がうまく行った話をされ「テニス万歳です。」と話を締められました。宴会は「飲み放題」でしたが生ビールはセルフサービスで手間のかかる作業でした。急遽参加が可能になった楡庭会若手の斎藤仁さんが自主的にその役割を引き受け大車輪の活躍でした。久しぶりに会った懐かしさで各テーブルは思い出話で盛り上がりました。歓談の後、今日の試合について勝者、敗者それぞれの立場から思いを話していただきました。高邑さんから「石川悦三郎の名前は私の脳裏から消えようとしています。いや、もう消えました。」の挑発的な発言がありました。この言葉は来年以降の石川さんの奮起をうながしたものと聞こえました。素晴らしきかな、ライバル!です。(滝口記)
- 参加者(敬称略)
-
- 楡庭会:園田(S33)、青戸(S37)、佐野(S38)、今野(S38)、福渡(S40)、能勢(S41)、、倉知(S41)、武内(S42)、安川(S42)、岡(S42)、長友(S45)、高屋敷(S46)、安達(S47)、川西(S50)、藤原(S50)、大野(S50)、高邑(S52)、吉見(S55)、斎藤(S62)、松野(ゲスト)
-
- 萩庭会:川西(S18)、厚母(S25)、石館(S30)、藤井(S32)、鈴木(S34)、浅野(S34)、岡本(S39)、高橋(S40)、滝口(S42)、青木(S42)、太田(S42)、小山(S43)、松原(S44)、石川(S49)、熊野(S50)、渡辺(S51)、小松原(ゲスト)