以上の議案が総会案内の資料に沿って説明され、特に質問もなく全て原案通り可決承認された。
今年から会場は「ウエルサンピア千葉」に移った。昨晩の雨が嘘のような青空が広がり、コート脇には遅咲きの桜が咲いていた。今回で13回になるこの大会で優勝経験がないのは名古屋大学と東北大学だけである。特に東北大はここ数年最下位を続けており「脱最下位」を掲げ本大会に臨んだ。
<試合結果>
本大会は総当りではなく前年度実績により4大学と対戦することになっている。東北大は2勝2敗で最下位を脱出し、4位と僅差の5位になった。最低目標をクリアし主催者(幹事校)である来年への大きな手ごたえを得る事ができた。
◎東北大学戦績 対京大(2勝3敗)、対名大(3勝2敗)、対九大(1勝4敗)、対北大(4勝1敗)
◎順位 @九州大学(4勝0敗) A大阪大学(3勝1敗) B名古屋大学(3勝1敗) C京都大学(2勝2敗) D東北大学(2勝2敗) E北海道大学(0勝4敗) F東京大学(0勝4敗)
<参加者>☆選手:村上(S36)、岩月(S39)、片寄(S39)、碓井(S40)、阿部(S41)、本田(S43)、滝口(S42)、小山(S43)、今澤(S43)、二瓶(S43)、松原(S44)、岩月(S45)、石川(S50) ☆応援 阿部(S30)、白石(S32)、藤井(S32)、山本(S34)
<試合概要:敬称略>
なんと言っても片寄の4戦全勝と碓井・阿部組の3勝1敗が光った。初戦の京大戦第一試合で先日のシニア戦で健闘した村上が足を痛めているにもかかわらず、片寄と組んで見事勝利を納め全体の勢いをつけた。以後、片寄はフットワークの良い本田と組んで3連勝し東北大学の切り札的役割を果たした。また実力者の碓井と初参加の阿部が組んだダブルスの活躍も多大な貢献をした。東北大のエースとして今後の大黒柱になることであろう。仙台から駆けつけてくれた岩月兄弟が二人で組んで北大の安川・宮上組に逆転勝利をしたのは本人達にとっても私達にとっても大変嬉しい結果だった。今回の圧巻は名大戦であった。実は幹事校である名大は東大、阪大を連覇し、残りが実績では下の東北大と北大なので初優勝は目前と意気込んでいた。No.1とNo.2は東北大、No.3とNo.5は名大が勝ち2対2で迎えたNo.4の試合に全てがかかった。東北大も対抗戦1勝及び最下位脱出のチャンスであり両軍の応援も必死である。盟友の北大や他大学のギャラリーまで集まり、大いに盛り上がった。東北大の松原・滝口組は滝口の粘り強いストロークと松原がボレーでしっかり決めるパターンができ4-1とリードを広げた。名大も必死に食い下がったが6-3で勝利を納めた。マッチポイントを取った瞬間はまるで優勝をしたように皆で歓喜の声をあげ、握手をした。最後の北大戦は岩月兄弟が勝ち、No.2の碓井・阿部組に勝利のポイントがかかった。5-2のリードから能瀬・石橋組に5-5まで追い上げられ苦しい展開になった。30オールからの1本1本はボレー戦あり、決められかけたボールを執念で拾う応酬ありで本部席の衆目を集めた。長い長いラリーが決まった瞬間、周りから大きな歓声と拍手が沸きあがった。(未木鶏<石川>記)
前列左から滝口、碓井、松原、本田、岩月弟、岩月兄、後列左から村上、石川、山本、小山、今澤、白石、二瓶、藤井
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前列左から:山本、樋渡、渡辺、川西、白石、阿部、千田、藤井
後列左から:小山、稲田、厚母、平沢、鈴木、石川、滝口、熊野
(敬称略)