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  • 2017年07月15日(土)~16日(日) 北海道大学対東北大学:庭球定期戦(男子87回、女子49回) 仙台:東北大学川内コート
  •  7月15日・16日の2日間、恒例の北海道大学対東北大学の定期戦が行われました。今年の仙台は関東地方と変わらない猛暑です。2日間とも午後から天気が崩れるとの予報でした。しかし、猛暑だったのは天候だけでなく試合も熱気に溢れました。会場が仙台とあって北大からも東北大からも大勢のOB・OGが応援に駆けつけました。先年までは現役だった紀国さん、院生の菊池さん、渡邊建さん、高橋巧さん、菅野さん、女子の岡本さん、赤坂さん等の顔が懐かしい。東北支部からも大場さん、安田さん、飯野さん、中尾さん、本田さん、佐々木さん、千田さん、神山さん、高橋さん、大高さん、小田さん、菅崎さん、山口さん等々、関東地区からも藤井さん、高橋さん、太田さん、水野尚明さん、石川克さん、赤羽夫妻、熊野さん、櫻井さん、渡辺辰さん、安藤さん等々まだまだ他にもいらっしゃった筈ですがメモし忘れました。記載漏れの方にはお詫び申し上げます。
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  • 開会式 東北大学男子                                               東北大学女子
  • 初日(7月15日:晴れのち曇り)
  •  9時45分に開会式が行われる。宮澤部長がご多忙のため萩庭会石川会長から開会の挨拶があった。前年度優勝の北大男子および北大女子から優勝カップの返還され、10時に大会の火蓋が切って落とされた。男子ダブルスNo.2とNo.3、女子ダブルスNo.2が入った。No.2の星野・小橋は北大の実質No.1とも思われる井戸垣・大西ペアが相手だった。第1セットの前半は互角の勝負だった。第5ゲームでついにブレークされ4-6で落した。第2、第3セットも3-6、3-6のストレート負けだが大善戦だった。来年に期待を繋いだ一戦であった。男子ダブルスNo.3:坪和・三輪ー今田・坂野が今回のキーだった。東北大は次世代のエース候補である。幸先よく第1セットを6-2で奪いこのまま押し切るかと思ったが、第2セット以降はサービスキープに苦しみ3セット連取されてしまった。女子は10年ぶりに勝利するチャンスであり、ダブルスNo.2が勝敗の行方を占う試合になった。お互いが緊張に包まれながらのスタートになった。試合経験豊富な向川がうまく尾崎をリードし、競ったゲームを次々にものにした。結果は6-1、6-2でスコア的には相手を圧倒したように見えるが結構手に汗握る試合だった。続いて女子ダブルスNo1:榛葉・中村-岡本・山田と男子ダブルスNo.1:山下・三浦-千村・小林が入った。女子の東北大は実力No.1ペアで勝利は固いと思われた。第1セットを6-3で取り第2セットも4-1とリードし勝利は目前に迫ったが、ここからリズムが狂い始め6-6になってしまった。ハラハラさせられたが、かろうじて8-6で逃げ切り東北大の勝利に王手をかけた。男子はがっぷり四つの好試合となった。東北大の大黒柱である山下がパワー全開で攻める。成長著しい三浦もネットプレーに精彩を放つ。一方の小林・千村もインカレ選手らしく一歩も引かない。激しい攻防の末、東北大が6-4、7-5、7-5のストレート勝ちを納めた。ストレート勝ちとは言え、スコアが示すように大接戦だった。
  •  続いてシングルス戦に入った。男子No.5:峰ー渡辺、No.6:奥村-吉田、女子No.3:矢倉-宮川が入った。女子は10年ぶりの優勝がかかる試合である。女子部副将の矢倉にとって是非とも自分で勝利を決めたいところだった。試合前は「緊張します」とベンチコーチの松田さんに漏らしていたそうだ。相手の宮川は1年生の初陣で少し固さが見られた。矢倉はパワーはないが正確なストロークでポイントを重ね5-1と大きくリードする。ここまで来て試合に慣れて来た宮川の動きがよくなり、打っても打っても深いボールが返って来る。矢倉にとって勝利に向かっての苦しい場面を迎えた。5-2、5-3...5-5、ついには5-6と逆転された。ここから矢倉は我慢のプレーに徹し、8-6で第1セットを取った。第2セットはブレーク合戦になったが第5ゲームで矢倉がサービスをキープしようやく優位に立つ。5-3とマッチゲームを迎えたが流石に緊張したかあっさりゲームを落し5-4になった。次のゲームは宮川にミスが出てついに6-4で待ちに待った10年ぶりの勝利を手にした。男子No.6は奥村が上手い試合運びで第1セットを6-1で取ったが、第2セットは吉田が奥村の上手さを封じセットオールとされた。第3セットに入り奥村は足に変調を来たし走れなくなる。3-3になった時点で今度は吉田の足に痙攣が起きた。お互いに足を引きずりながらの壮絶な試合になった。両者とも最後まで戦い、奥村が貴重な1勝を挙げた。No.5も接戦になった。フォアもバックも両手打ちの峰は丁寧にコーナーを突き渡辺を追い込むが相手が1枚上で4-6、4-6、2-6ともう一歩だった。続いて男子シングルスNo.4:坪和-千村が入った。北大2連勝の立役者の一人である千村が相手である。坪和は第1セット、第2セットを2-6、2-6で落とし格の違いを感じたが、ここから坪和が別人のように攻撃に転じた。第3セット、第4セットを6-2、6-4で奪い返しファイナルセットに持ち込んだ。しかし、最後は千村が地力を発揮し残念まがら坪和は勝利を手にすることができなかった。
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  • 安田 大場  藤井                     太田 中尾 高橋 千田                          岡 安川 横山
  • 二日目(7月16日:晴れのち雨)
  •  9時45分に試合が開始される。男子シングルスNo.2:三浦-大西、No.3:三輪-小林、女子シングルスNo.2:榛葉-岡本が入った。女子シングルスの榛葉は素晴らしいできだった。女子部の勝利が確定したこともあるが、落ち着いたプレーで入った。次第に切れの良いストロークやスマッシュが炸裂した。6-0、6-2で完勝し主将として、4年生として有終の美を飾った。これで女子は”5-0勝利”と目標が変わった。男子No.3の三輪はこれから期待される選手で強敵の小林に食い下がってほしかったが、小林のパワーに圧倒されてしまった。来年に向けて是非精進を重ねてもらいたい。男子No.2はまだ2年生ながら非凡な才能を発揮している大西を相手に三浦が戦いを挑んだ。実は昨年も大西と対戦している。雪辱戦であったが大西は更にパワーアップしていた。第1セットは三浦が意地を見せたが5-7と惜しくも落した。第2セット以降は力の差を見せつけられた。北大は小林、大西が健在なので来年も大きな壁になりそうだ。
  •  最後は男子シングルスNo.1:山下-井戸垣と女子シングルスNo.1:向川-伊藤が入った。女子は5-0勝利のプレッシャーが向川にかかった。相手の伊藤はダブルスで楽に勝った相手なので問題ないかと思われたが、いざ試合が始まるとパワフルなストロークで果敢に攻めてくる。まともに打ちあうと押されてしまう。ブレーク合戦の第5ゲームで伊藤がサービスキープし2-3とリードされた。ここで向川は戦法を変え、徹底的にボールを拾い深いロブで相手のミスを誘った。6-3で第1セットを取ったが、第2セットは雨の影響もあり得意のフットワークが活かせず、3-6で落してしまった。ファイナルセットも苦しい展開だったが、幸い雨も上がりフットワークが蘇った。5-3で迎えたマッチゲームは緊張感からかあっさり落としてしまった。次のゲームも心配だったが宮川が先にミスをし向川に落ち着きが戻った。6-4で勝利を納め見事東北大5-0の勝利を納めた。男子No.1は第1セット6-0で山下が取り、井戸垣の体調を心配する。しかしそれで火が付いたのか第2セットからは井戸垣が心配な体調を無視して全力でプレーを行う。山下の強烈な攻撃を素晴らしいアンティシペーションでかわし北大戦史上稀に見る素晴らしい戦いになった。第2セット、第3セットを井戸垣が奪い返し第4セットに入った。山下の思い切った攻撃で5-2と井戸垣を追い込んだ。追い込まれた井戸垣はネットプレーに転じ5-5にそして6-6になる。次のゲームは井戸垣のサーブだった。お互いに死力を尽くし長い長いジュースゲームの繰り返しになった。結局、山下は井戸垣のサービスをブレークできず名勝負ながら敗れた。(滝口記:熊野文参照)
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  • 東北大女子優勝チーム                          レセプション主将・主務席                         自己紹介
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  • 男子 女子
    東北大 2-7 北大 東北大 5-0 北大
    D1 〇 4山下 雄大
    3三浦 幹太
    6-4
    7-5
    7-5
    4千村  諒
    3小林龍之輔
    × D1 〇 4榛葉のどか
    2中村 智花
    6-3
    8-6
    3岡本  渚
    3山田  藍
    ×
    D2 × 3星野光太郎
    1小橋 佳教
    4-6
    3-6
    3-6
    4井戸垣隆寛
    2大西 一生
    〇 D2 〇 3向川  栞
    1尾崎 留唯
    6-1
    6-2
    2九鬼しずか
    1伊藤 のどか
    ×
    D3 × 2坪和 優佑
    2三輪 周平
    6-2
    2-6
    2-6
    3-6
    2今田 圭祐
    2坂野 湧亮
    〇
    S1 × 4山下 雄大 6-0
    2-6
    3-6
    6-8
    4井戸垣隆寛 〇 S1 〇 3向川  栞 6-3
    3-6
    6-4
    1伊藤 のどか ×
    S2 × 3三浦 幹太 5-7
    1-6
    2-6
    2大西 一生 〇 S2 〇 4榛葉のどか 6-0
    6-2
    3岡本  渚 ×
    S3 × 2三輪 周平 2-6
    0-6
    1-6
    3小林龍之輔 〇 S3 〇 4矢倉 彩乃 8-6
    6-4
    1宮川  遥 ×
    S4 × 2坪和 優佑 2-6
    2-6
    6-2
    6-4
    1-6
    4千村  諒 〇
    S5 × 2峰  直希 4-6
    4-6
    2-6
    4渡辺 聖也 〇
    S6 〇 2奥村  済 6-1
    4-6
    6-4
    1-6
    6-3
    4吉田 敦郎 ×
  • 東北大学庭球部創立96周年記念懇親会(7月15日:レストラン『萩』)
  •  北大戦初日に「96周年記念懇親会」が開催されました。参加者は25名(敬称略:大場、藤井、飯野、高橋久、本田、千田、神山、太田、滝口、水野明、高橋正、石川克、赤羽、熊野、中根、大高、赤羽り、渡辺辰、安藤、小田、菅崎、山口、菊池、益子、松田)でした。新旧のOB・OGが集まり大いに盛り上がりました。
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  • 大場さん挨拶                         乾杯                                      中根さんスピーチ
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  • 会長挨拶                          石川  山口 菅崎                               青葉燃ゆる
  • 後列:益子、菊池、松田、小田、山口、菅崎、大高、高橋正
  • 中列:赤羽、渡辺辰、熊野、石川、太田、神山、水野明、安藤、滝口
  • 前列:赤羽り、中根、高橋久、藤井、大場、飯野、千田、本田
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